2023年 葉牡丹賞 回顧

この記事では2023年の葉牡丹賞の振り返りを行っていきます!

目次

事前予想

詳細な事前予想を見たい方はこちらの記事をどうぞ!

来年も使えるデータなど載せてますので気になる方は是非!

本命
◎ショウナンラピダス

結果・・・
はずれ(´;ω;`) 回収率0%

メモ

開幕週の良馬場
内を通った先行馬がやや恵まれる馬場
ペース的に前有利、後ろ不利
前半5F 61.7
後半5F 58.7
後半3F 34.4 ( 11.7 – 11.3 – 11.4 )

想定どおりマーゴットソラーレが難なくハナをとって逃げたことでペースは落ち着きました。

前半5Fは61.7でこのレースとしては少し遅めのペース。この時点で前にいた馬が恵まれたやすくなったといえます。

2番手で競馬を進めたレイデラルースが粘って3着。中段より少し後ろ、外目から進出したマイネルフランツが2着。内で脚をためていたトロヴァトーレが素晴らしい瞬発力を発揮して勝利しています。

今回はいかにも2歳戦の芝2000mらしいスローからの直線勝負となったことで、前走で2000mの流れを経験していた馬が力を発揮したレースとみてよいでしょう。

実際、2000mからの臨戦でも一定の早いペースを刻むレースで好走したマーゴットソラーレや、1800mの持続戦を好走してきたストラクチャーが大きく負けています。

よって、今回負けた馬たちは条件が替わることで好走できる可能性が高いとみます。

また、今回初めて中山の坂を経験した馬が多く、ここでも適性の差が出た可能性があります。

今回は好走した馬よりも負けた馬たちに注目することが今後この世代のレースを予想する際にためになる気がしています。

馬場状態

12/2(土)7:00

クッション値:10.2(やや硬め)
含水率(芝ゴール前):10.2%
含水率(芝4コーナー):11.3%

使用コース:
Aコース(内柵を最内に設置)

芝の状態:
第4回中山競馬終了後、10月中旬に洋芝をオーバーシード。
野芝および洋芝とも順調に生育しており、全体的に良好な状態。

レースラップ

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過去5年の平均ラップと2023年葉牡丹賞のラップ比較

レースレベル

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2歳新馬戦(芝1200m) 過去4年
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葉牡丹賞(芝2000m) 過去4年

同日に行われた2歳新馬戦(芝1200m)や同日の他の芝レースと時計的な比較を行うことでレベルの判定を行います。

今年の2歳芝1200mのレースは過去4年で最も早い時計でした。

前半3Fが早めに流れている影響もありますが、勝ち馬は上がり3F 33.9で走っており、例年より時計(特に直線でのスピード)が出やすい馬場だったのではないかと推測します。

他の芝レースにおいても上がり3F 33秒台が頻発していたことも裏付けとなります。

その上では葉牡丹賞の勝ち時計をみると、過去4年では2番目に早いものの、後半5Fはノースブリッジが勝った稍重の2020年と同じ数字です。

これらの事実から判断するに、今年のレースの時計的なレベルは低いと考えるのが妥当でしょう。

トロヴァトーレの瞬発力は一頭抜けている感があったのでこの馬だけ例外とみることもできますが、現状はここで好走した馬を大きく評価することはないでしょう。

ペースが流れやすい年末のホープフルSには繋がりにくいレースだったと考えます。

ピックアップ馬

1着 トロヴァトーレ

道中は中段に控え脚をためており、外を回した馬より仕掛けのタイミングを遅らせたことで最後の瞬発力が引き出せたとみています。新馬戦と同じく中山2000mで33秒台の上がり3Fを使えたことは大きく評価できます。(予想記事でも書きましたが新馬戦の上がり3Fは2023年1位の数字)今後ダービーを見据えるのであれば、どこかで東京コースを使う必要があり、その際人気になるようであれば疑う余地はありそうです。父レイデオロと比較されやすい馬ですが、現時点では父が同時期に見せたパフォーマンスには及ばないかなという評価でみています。

2着 マイネルフランツ

道中は外枠から中段外を回る競馬。4コーナーから仕掛けて長く脚を使っての2着。勝ち馬より外をまわり、早めに仕掛けているためそこは評価できると思います。また、中山2000mが不得意なゴールドシップ産駒であることもプラスに考えてよいでしょう。ただし、今回はレース傾向通り前走2000mの流れを経験していた馬に向いたと考えており、スローで逃げた馬が早めに失速してしまったことによる棚ぼた的なところもあるとみており、現状は例年と同レベルかそれ以下の二着馬とみています。

3着 レイデラルース

外枠からスタート良く2番手につけ、直線早め先頭から粘り混んでの三着。スローで内有利のレースに大いに恵まれたとはいえスタミナ面で一定の評価ができます。ただし、これまでのレースで早い上がりを使えたことは一度もなく、東京競馬場で世代のトップクラス相手に好走するのは厳しいとみており、クラシック路線で買うことはないかなと思います。使う度にレース内容が良化しており、レイデオロ産駒の傾向かもしれないので今後他の産駒にも当てはめて検討してみたいと思います。

次走注目馬

4着 コスモブッドレア

予想記事でもふれていますが、今回はアクシデントがあっての休み明けで、調教も以前ほどは動けていない状態でのレースでした。これまでと全く異なる2000mでの瞬発力戦となりましたが、それでも格好はつけており血統背景からも2000mという距離自体は全く問題ないとみます。新馬戦で東京競馬場のスピード勝負に対応し、福島競馬場でも大差勝ちしており、そもそもの素質は高く評価している馬です。陣営の評価も非常に高く、今後も注目していきたいと思います。 

6着 マーゴットソラーレ

逃げの競馬はできましたが今回はこれまでとペースが違いすぎました。テン乗りの鞍上だったことも影響していると思われます。過去のレースから、明らかに一定の早いペースを刻む持続力に長けた馬だと考えており、今回のような瞬発力戦では厳しい気がします。また、馬体重が比較的軽い馬であり、直線に坂がある中山コース向きではないのかもしれません。調教も前回ほどではなかったので、調子の面に敗因を求めることもできます。前走のラップは歴代でもトップクラスであるため、今回の敗戦は度外視とみて今後も期待したいと思います。

7着 ショウナンラピダス

新馬戦同様に出遅れて後方からの競馬となりました。4コーナー前から仕掛けて上がっていきましたが、最後まで差すことができず7着に敗戦。上り3F 34.2の脚は使えていますが、それにしても負けすぎかなと思います。予想時に期待したパフォーマンスは残念ながら見られませんでした。不利な後方からの競馬、距離2000m、中山競馬場と前走と条件が全く異なるため度外視もできますが、世代トップクラスの素質を持っていればある程度の格好はつけたと思うので、個人的な当初の評価は少し下げる必要があるかなと考えます。調教では古馬と同等の素晴らしい動きを見せており、素質が高いのはほぼ間違いないですが、次回以降は人気に注意しながら期待したいと思います。

独り言

今回は予想的中とはなりませんでした(´;ω;`)
期待したショウナンラピダスは残念な結果でしたね…
勿論今後まだまだ期待し続けます!

予想時の重要データが完璧にはまっている通り、今回はレース適性が大きく影響したと考えているので、負けてしまった馬たちも次走以降引き続き期待してみていきたいと思います!

(重要データでは1, 3着の2頭推奨…)

いよいよ2歳G1が始まり、来年のクラシックで有力となり得る馬が姿を見せてくる時期。

しっかり分析してその馬を当てられるように頑張ります!

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最後までお読みいただきありがとうございました!

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