2023年 マイルCS 回顧

この記事では2023年のマイルCSの振り返りを行っていきます!

目次

事前予想

詳細な事前予想を見たい方はこちらの記事をどうぞ!

本命
◎シュネルマイスター

結果・・・
外れ(´;ω;`) 回収率0%

メモ

良馬場発表だが馬場の一部は荒れた状態
標準~やや時計がかかる時計水準
直線馬場の真ん中あたりが最も伸びる
差しが決まりやすい馬場
前半3F 34.3
後半3F 34.3
後半5F 58.2
ミドルペースでやや後ろ有利

スタートがよくなかった外枠のバスラットレオンが強引にハナを取りに行ったことで、前半3F 34.3という早めのペースで流れました。

ペースが流れたことで中段・後方で脚をためていた馬たちに向いたレースとなり、差し馬が上位を占める結果となりました。

今回は前が手薄なメンバーであったため、馬場適性を持った差し馬が台頭したともいえるかもしれません。

上位陣の中でも、直線最後方にいながら全馬を差し切る上り3F 33.0の差し脚を見せたナミュールが明らかに抜けて強い競馬をしています。

この時期の京都競馬場の馬場に対応するためのポイントとしては、距離2000mでも通用するスピード×スタミナを持っていることだと考えており、今回の上位陣はその条件に合致しています。

来年以降も京都芝1600mで行われるマイルCSを予想するうえで重要となる考え方だと個人的に考えています。

馬場状態

11/19(日)7:00

クッション値:9.7(標準)
含水率(芝ゴール前):10.4%
含水率(芝4コーナー):9.5%
使用コース: Cコース
Aコースから直線部7メートル、
曲線部6メートル外に内柵を設置

芝の状態:今週からCコース。
柵の移動に伴い、傷みがあった箇所は
概ねカバーされたが、内回り3コーナー
内側および正面直線にカバー
しきれない傷みがある。

レースラップ

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過去5年の平均ラップと2023年マイルCSのラップ比較

レースレベル

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秋明菊賞(芝1400m) 過去5年
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マイルCS(芝1600m) 過去5年

同日に行われた秋明菊賞(芝1400m)や同日の他の芝レースと時計的な比較を行うことでレベルの判定を行います。

今年の秋明菊賞の時計を過去と比較すると、1秒以上早い全体時計となっており、前後半のペースを考慮しても素晴らしい時計が出ています。

他の芝レースを見る限り、はやい時計が出る馬場とは言えず、馬場状態を考えても今開催は2019年以前と大差ない時計水準だったのではないかと推測します。

よって、今年は秋明菊賞の時計的なレベルも高かったと考えます。

それらの情報をもとにマイルCSの時計を見ていきます。

今年の勝ち時計1:32.5は過去5年で最速です

それよりも前の年の時計を調べてみると、モーリスが勝った年の1:32.8が近い数字となっています。

ナミュールが記録した上り3F 33.0という数字は勝ち馬の上り3Fとしては過去10年で最速です

ラスト1Fが加速ラップとなったのは過去10年でモーリスが勝利した2015年のみ。

今年の時計的な内容は2015年と同等レベルで評価できる非常に価値の高いものだと考えられます

ピックアップ馬

1着 ナミュール

急遽ムーア騎手が乗り替わりとなるアクシデントに見舞われながらも、歴代上位の素晴らしい走りを見せてくれました。大外枠、前走富士Sから間隔が短い中での競馬であり、これまでとは異なる条件で好走することができました。調教パターンも明らかにこれまでと異なるもので、厩舎が馬の特性を掴んだのではないかと思わせる結果となりました。もともと新馬戦や赤松賞で記録した時計が素晴らしく、マイル適性が高いことは明らかでしたが、ついにベストコースに出会えたのではないでしょうか。父ハービンジャーに加えて母系にサンデーサイレンスの血が入るのはペルシアンナイトと同じ。芝が荒れた京都コースで強さを見せる血統として今後も注目したいです。

2着 ソウルラッシュ

内枠から中段に構えて直線で抜け出すほぼベストの競馬ができました。他の上位2頭よりもロスのないコース取りができており、能力的には他の上位馬より下とみるべきかなと思いますが、それでもマイルG1で勝負になる力を見せてくれました。もともと2000m以上の距離でも期待され、結果が出ずにマイル路線を歩んできた馬であり、距離は少し長めのところもこなせるポテンシャルはあると思いますが、厩舎の特徴も重なってマイルで結果を残せる馬になっているとみています。やや早めに流れる右回りのマイル戦はベストであり、今後も同じような条件では好走が期待できると思います。

3着 ジャスティンカフェ

今年は去年よりも前目の位置に構え、直線もある程度スムーズに抜けることができたことで馬券圏内まで差すことができました。右回りでも左回りでもコースを選ぶことなく安定して力を発揮でき、必ず最後は差してくる馬ですが、どうしても展開に左右されてしまうため結果に安定性を欠いていました。能力はG1級であり、今回のように人気を落とす局面では強く狙うべきタイプなのかなと思っています。距離1600mよりは差し脚をいかせる長めの距離の方が力を発揮できる可能性が高いため、ベストは1800m~2000mではないかと考えます。

次走注目馬

5着 ダノンザキッド

今回は明らかな休み明け、というような仕上げ(調教)での競馬となりました。直線ではナミュールと同じように最後方に位置し、馬群の間を抜けて差してきましたが届かず5着という結果でした。上り3F 33.5の脚を使えており、もう少し前でスムーズに競馬できていればジャスティンカフェと同じ程度の結果は得られたのではないかと推測します。この馬も距離の適性的には1600mより1800~2000mの方がパフォーマンスが高いとみているため、今後もそのような条件で狙いたいと思います。関西圏で2000m以下の競馬であれば崩れたことはないという事実は頭に入れておくとよいかもしれません。

独り言

本命のシュネルマイスターはゲートでアクシデントがあり最後方からの競馬となってしまったことで馬券外に飛んでしまいました。。。

年々気性的な問題が露呈しており、持っている能力を発揮するのが難しくなっている印象です(´;ω;`)

現役でもかなり高く評価している馬なのでG1に中々手が届かないのが歯がゆいです…

もしまだチャンスが残されているのであれば、陣営のリベンジに期待し、見守っていきたいと思います!

先の話になりますが、産駒の活躍にも期待したいです!(種牡馬になるかは現時点ではわかりませんが 笑)

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

おず

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