2024 チャンピオンズC 予想

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目次

中京11R チャンピオンズC

自信度4 ★★★★☆

◎ セラフィックコール
〇 サンライズジパング
▲ ウィルソンテソーロ
△ ペプチドナイル
△ ハギノアレグリアス

今回のレースのポイントは以下の3点だと考えています。

①レモンポップの取捨
②現ダート界のトップについて
②展開とそれに恵まれる馬は?

①レモンポップの取捨

結論、今回レモンポップは軽視し、馬券上も買わないという選択肢を取ります。最大の理由は

去年のチャンピオンズCのレベルを疑問視しているからです。

以下が過去五年の時計面を表にまとめたものです。

まず気になるのは全体時計の遅さ。過去5年で2番目に遅い数字です。個人的に一番マイナスだと考えているのは後半数値。レモンポップは逃げた馬なので上りが遅くなるのは当然ですが、それにしても悪い数字。後半3Fはもちろん、ラスト2F、1Fの数字がよくありません。

ちなみに馬場差も考慮していますが過去5年でそれほど時計的な馬場の違いはなかったとみています。

これが何を意味しているかは簡単なことで、明らかにこの馬にとって1800mは長いです。陣営もそれは明言していることですが、ラップ面から明確な事実として浮かび上がります。実際にサウジCで大敗以降は再び短い距離しか使っていません。

今回は引退レースと去年の鮮やかな勝利、内枠と綺麗に人気要素が揃ったので買う妙味はないでしょう。勿論実績的に現役最強のダート馬であることは間違いなく、自力で3着内に入る力はあると思いますが今回のオッズなら他の馬から入るのが吉と考えます。

②現ダート界のトップについて

簡潔に言うと、今後ダート王道路線は3歳世代が勢力図を塗り替えると考えています。

こちらも理由はシンプルにこれまで世代戦で記録してきた時計が異様に強いからです。

一番わかりやすいのはJDCの勝ち時計2:04.1という数字です。

これは2023年の東京大賞典やJBCクラシック、2024年の帝王賞どのレースよりも1秒以上早い数字です。こちらの数字は馬場差を考えるのが難しいですが、JDCの時だけ異様に早い馬場という訳ではありませんでした。

勝ち馬フォーエバーヤングはアメリカでの実績を考えても日本の歴代ダート馬の中で最も強い馬である可能性があると考えます。

その馬に1秒以上の差をつけられてはしまいましたが、それでも3歳世代のトップ5に入るであろうサンライズジパングは非常に強い馬です。

つまり今回のチャンピオンズカップに向けて何が言いたいかというと、

実力的にはサンライズジパングが最上位である可能性が高く、4歳以上の世代の馬たちは混戦であるということです。この場合は展開や馬の状態、騎手の判断が勝負を分けることになると予想します。

③展開とそれに恵まれる馬は?

②で3歳世代がトップに来るだろう、ということは説明しました。サンライズジパングの前走みやこSは内前有利の馬場であり、ペース的には厳しかったですがある程度内前にいることが好走の条件だったと言えます。よって、大外から厳しいペースを先行して最後まで脚を伸ばしたサンライズジパングが強かったという競馬です。

今回のチャンピオンズカップは内枠に前で競馬したい馬が集まっています。

  • レモンポップ
  • ペプチドナイル
  • ドゥラエレーデ

そして最内のクラウンプライド、ハギノアレグリアスなどもある程度位置を取ろうとするはずです。

それに加えてこれまで逃げて好走してきたミトノオーが外枠、厳しいペースに耐性があり前で競馬したいガイアフォースが大外枠にいるためペースはかなり流れるのではないかと予想します。

つまり、みやこSのようなイメージの競馬になるのではないかと考えます。

よって、

①前に行った馬では厳しいペースを粘れる本物のタフな馬
②中段外目からまくれる馬
③内のやや後ろから運んだ中段差し馬

これらの馬に狙いを絞ります。

①の代表格はペプチドナイル。この馬はフェブラリーステークスの競馬を見ていても明らかにハイペースがよい馬です。切れないかわりに持続的な脚が使える現役屈指のタフな馬。予想する展開になるのであればレモンポップより上位に来れると予想します。

②の代表格はサンライズジパング。これまで述べてきた通りです。多くの人がイメージする競馬にはならないかもしれませんが地力を信頼します。

③の代表格はウィルソンテソーロセラフィックコールだと考えます。そもそもウィルソンテソーロは実績的にダート1800m以上では今回のメンバーでは当然トップの馬です。去年は人気薄の立場でしたが、マーキュリーCの時計面など様々な要素から考えて実力はトップクラスであったと思います。今年は臨戦過程が微妙な分印を下げますが、いつもの競馬をすれば上位に来る確率は高いでしょう。

そして本命としたセラフィックコール。

去年の2番人気馬であり、みやこSまで5連勝でG1に初挑戦して大敗した馬です。去年は大外を回す競馬しかできなかったほど幼い馬で、当時とは馬が違うくらいに考えています。

実際にチャンピオンズCまですべてのレースで出遅れていた馬ですがそれ以降はスタートが改善。最後方から大外を回さなくても好走できるようになりました。実際にダイオライト記念は中段から最内を回り直線で差す競馬ができています。この馬としては異例です。

この時の時計面をかなり高く評価していて、過去10年で2番目に早い数字でした。このレースも不良馬場発表ではありましたが馬場が異様に早い訳ではなく、ハギノアレグリアスを1.4秒突き放していることからもかなり強い競馬だったと言えるでしょう。ちなみにハギノアレグリアスがダートで1秒以上負けたのはこのレースのみです。

長くなりましたが要するに持っているポテンシャルは今回のメンバーでも最上位であり、展開にも恵まれる可能性が高いことが本命とする最大の理由です。

今回は調教も去年と段違いによくなっていて、間隔をあけたことが大きなプラスとなりそうです。過去2走の負けは地力の差ではなく、馬場の巧拙や展開によるところが大きいと考えているため、人気落ちとなる今回は強めに買いたいところです。

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