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中山9R ひいらぎ賞
自信度4 ★★★★☆
◎ ロードリベラシオン
〇 デンクマール
▲ ベストシーン
△ ティラトーレ
△ ソードマスター
△ バセリーナ
△ ルージュナリッシュ
△ イミグラントソング
ロードリベラシオン
個人的な能力評価は上位5頭の一角といったところ。今回本命とした最大の理由は勝利した未勝利戦の走りにあります。
未勝利戦は今回と同じく中山芝1600m戦。スタートよく先行して12.3 – 11.0という非常に早い流れを作りだし、その後少しペースを落としてタメを作り、後半3Fで加速する理想的な逃げでした。佐々木騎手が上手く乗ったと言えるレースですが、ラップ的にも非常に強いレース内容でした。
当日の中山芝は非常に早い時計が出る馬場で、勝ち時計の1;33.0という数字はやや割り引いて考える必要がありますが、後半4~5Fのラップは素晴らしいの一言です。
5Fのレースラップは58.1
これは歴代の中山芝1600m 2歳戦の中でも上位に来る数字です。
前走ベゴニア賞の敗戦により今回は人気を落としていますが、前走は前半からペースが流れる厳しい展開のレース。この馬は初の左回りが影響したのか少し出遅れて後ろを追走する形となってしまったため前半の差がそのまま着差につながってしまった印象で、力負けではないと思います。
実際に上位と変わらない後半ラップで走れており、血統的にも瞬発力型の馬ではないロードリベラシオンにとって道中のポジションは最重要です。
今回は未勝利を勝利した時の佐々木騎手に手綱がもどり、枠的にも真ん中で先行しやすい並び。一つ外のイノキとこの馬が抜けて先行力があるため、イノキより先手を主張できればいまの馬場でこの馬を捉えられる他の馬は少ないだろうと考えます。
デンクマール
新馬戦の後半ラップは素晴らしいです。後半5Fは58.9、後半2Fは22.0。逃げて自身が刻んだレースラップのため、評価のし過ぎには気を付けたいところですが、道中の運びと最後の手ごたえを見る限り全力で走ったようには見えませんでした。今回は逃げて勝利した次走であること、初の中山コースということを考えると1倍台の人気で本命とすることはできませんが、血統的には中山はベストコースの可能性が高いです。調教も抜群に動いており、陣営はここで崩れるとは全く考えていないでしょう。ただし今回はデンクマールよりテンが早い馬がいるため、外から被せられた場合にもろさを見せる危険性はあります。
ベストシーン
これまでの3戦はどのレースも非常に強い内容でした。新馬は9月中山芝にしては時計のかかる外超不利の開催で、大外を回して2着。ラスト1F 11.0はこの日最速であり、このラップを外から差してきたのは高く評価できます。2戦目は今回も同じレースに出走するイミグラントソングに大差で敗れていますが、超スローの展開で進路取りに手間取り、大外を回すしかなかったので参考外としてよいでしょう。前走は大外から負荷をかけて先行し、最後までしっかり脚を使う騎乗が光りましたが2着以外の馬とは力が違うという内容。レベルの高い東京芝1800mからの臨戦改訂も評価できます。今回はテン乗りとなりますが先行すれば好走する確率は高いでしょう、。
ティラトーレ
前走の新馬戦は0.5秒差をつける圧勝。スタートよく2番手につけて最後の直線で前にいる馬を差して突き放す素晴らしい競馬ができました。ラップ的にはスローなので上りの数字はもう少し早くてもよかったと厳しく評価していますが、それでも弱くはない2着以下の相手に対して抜けた瞬発力を示しているため、重賞でも戦えるポテンシャルを持っている可能性があります。調教に木幡騎手が跨り続けており、期待の高さがうかがえます。(気性面の問題を抱えていることも理由ですが)血統的にも超良血といってもよい牝系であり、人気が落ち着きそうな今回は狙い目となるでしょう。