2024年2月17日(土)予想

目次

小倉8R 4歳以上1勝クラス

自信度1 ★☆☆☆☆

◎ ヴェルテンヴェルク

本命◎ ヴェルテンヴェルク
2歳時に京都2歳Sで3着に入って以降、目立った活躍ができていない。伸び悩んでしまった印象に見えるが、理由は本質的な馬の適性にあるとみている。キタサンブラック産駒はイクイノックスの印象が強すぎて高速馬場で人気を被るケースが多くあるが、実際のデータをみると渋った馬場での回収率が非常に高い。この馬の成績をみても、時計の出る良馬場より荒れた馬場で行われたレースに良績が集中していることから時計のかかる馬場で狙いたいと考えている。実際に、先述した京都2歳Sはトップナイフが2着にきており、荒れた京都芝への適性が求められたレースにはまったと考えている。ヴェルテンヴェルクの母父はフレンチデピュティであり、今の小倉の馬場で活躍しているVice regentを牝系に持つのも好感がもてる。日ごとにトラックバイアスが大きく変わる現在の小倉芝の状態が気になるところではあるが、今回は人気的にも買いやすい局面。富田騎手が調教でも乗っており、CWで時計が出せていることも高く評価できる。ロスを気にせずスムーズな競馬ができれば勝ち切る力は十分にあるだろう。

東京9R フリージア賞

自信度2 ★★☆☆☆

◎ ブライトマン
〇 マーシャルポイント
▲ アバンデル
△ キャントウェイト
△ バードウォッチャー
△ サトノオラシオン

本命◎ ブライトマン
この時期の東京芝2000mは牡馬が優位になりやすいのはデータでも明らか。牝馬が夏に強いことは有名でオッズにも強く反映されるが、逆に冬はこのファクターが軽視されやすいと考えている。よって、今回人気になると想定しているアドマイヤベルやニシノティアモは能力面も考慮した上で軽視する。本命ブライトマンは未勝利勝ちのレース、前走セントポーリア賞の内容を高く評価している馬。未勝利戦の時計1:33.3は2歳東京芝1600m新馬・未勝利戦では歴代一位の好時計。後半数値のレベルが低いためそこまで高くは評価できないが、この馬は一頭抜けて強い競馬をしている。前走は超スローといってもよい前半ペースで折り合いを欠くしぐさを見せており、持っている能力をすべて出せたわけではないにも関わらず、上り3F最速33.3の脚で追い上げて3着。完全に前が恵まれたペース・馬場であり、ラスト2Fのレースラップは10.7-11.1と超高水準のため、差すのは不可能に近かった。後半5Fの持続力を問われた際にどう出るかは未知数だが、今回他に出走してくる馬のほとんどは上り3Fの競馬しか経験していないため条件は同じ。蛯名厩舎が中2週でここに出走させてくる勝負気配の高さも大きな評価ポイント。前で折り合って勝ちにくる競馬をすると予想する。

京都11R 京都牝馬S

自信度2 ★★☆☆☆

◎ プレサージュリフト
〇 モズゴールドバレル

本命◎ プレサージュリフト
上位人気馬のほとんどが休み明けかつ斤量差があるこのレースでは、人気薄から入るのが吉と考える。本命プレサージュリフトはこのメンバーでは実力上位の割に人気的な穴になりそうなのが一番の評価ポイント。高速馬場での切れ味勝負に強いイメージを持たれがちの馬だが、血統的には今の京都芝がはまり得るだろう。今回は右回り、関西での競馬となった秋華賞の経験が生きるのではないかと期待している。ハイレベルなメンバーが集まった中、不利な大外、後方からの競馬となったが、直線ではライラックと同じレベルの脚が使えていた。スプリント寄りの流れになる可能性も十分にある中で、初の1400mがどう出るかがカギだが、想定人気通りであれば強く買える。対抗に挙げたモズゴールドバレルは成長力に期待したい馬。去年の秋色Sでは後半5F 56秒台のラップで勝利しており、この数字は2023年の東京芝マイル戦では1位だった。高速の東京芝がベストだと考えており、今の京都芝が合うかは疑問だが、牝系をみるにこなせる下地はあるだろう。

東京11R ダイヤモンドS

自信度4 ★★★★☆

◎ サリエラ
▲ ワンダフルタウン

本命◎ サリエラ
新馬戦のハイレベルラップだけで重賞を勝てると確信できるほどの素質馬。体質の弱さからここまで目立つような成績を残せていないが、実力は間違いなく重賞級。特に評価できるのは目黒記念で3着にきた競馬。前有利の馬場で大外を回して上り3F 33.8の脚を使って追い上げており、4着のゼッフィーロとともにG2超級の走りだったと評価している。このときの後半5Fラップは57.9であり、過去の目黒記念で最も早い。東京競馬場で後半勝負になれば今回の相手とはレベルが違うだろう。3400mのハンデ戦という特殊な条件で人気馬を買うのはどうかと一瞬疑いたくなるが、実力的に一頭抜けている馬をトップハンデではない斤量で買うことができると逆に考えることもできる。調教的にも本調子に近いここでは当然勝ち負けするとみて本命に推す。穴として面白いのはワンダフルタウン。ベスト条件は左回りの高速馬場であり、その条件を使ったときは大きく崩れたことはない。もともと3歳までは世代上位の評価(ダービー5番人気)を得ていた馬であり、ここでは上位の存在。長距離適性はそこまで高くないと考えているが、それ以上に今回のレース条件と人気に魅力を感じるのであれば狙える。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次