京都9R もちの木賞
自信度3 ★★★☆☆
◎ ロードラビリンス
〇 ドンインザムード
△ ベルベルコンパス
△ トルショー
△ ルージュマローネ
△ マテンロウサン
△ クァンタムウェーブ
本命◎ ロードラビリンス
このレースはJBC2歳優駿と日程が近いこともあり、ダートで有望な2歳が多数出走してくる好レース。特に、毎年JBC2歳優駿の抽選に外れてここに出てきた馬が人気を問わず激走しているのは見逃せないポイント(2023年10番人気2着アラレタバシル、2022年3番人気1着デルマソトガケ、2020年8番人気1着ホールシバンなど)。なので今年も本命は上記の組から選びたいところ。今年の出走馬で対象となるのは以下の通り。
・ドンインザムード
・トルショー
・ルージュマローネ
・ベルベルコンパス
・ロードラビリンス
・クァンタムウェーブ
その中で本命に推すのはロードラビリンス。理由は未勝利戦のレベルの高さとそこで得た経験を重視しているから。この馬は未勝利戦を0.4秒差で勝利しておりそれだけでも価値は高いが、相手も強かったと言える。2、3、7着はすでに勝ち上がっており、イサナとダノンフェルゼンは上述のJBC2歳優駿への出走を予定している素質馬。減量騎手の恩恵はあったが最後は流す余裕があり、当時のメンバーでは力が抜けていただろう。そして、レース中は内の2, 3番手を追走して砂を被る経験ができたことが重要。その影響でかかるしぐさを見せながら最後の脚が残っていたのでタイムに関係なく非常に強い競馬だった。 今回は調教でも攻める姿勢が見え、ここでの勝利を目指した仕上げで出てくると予想する。
東京9R 百日草特別
自信度4 ★★★★☆
◎ ホウオウガイア
〇 ショウナンマクベス
▲ ニシノタンギー
△ コンフォルツァ
本命◎ ホウオウガイア
ホウオウガイアの新馬戦は個人的に高く評価しており、今年の福島2歳戦ではピコチャンブラック、デルアヴァー、ジェットマグナム組に続いてハイレベルな一戦だったと考えている。勝ち時計、後半ラップは同日の未勝利と同等。福島芝1800mは当然内を回った馬に有利なコースであり、当日も内前有利と判定した馬場。ホウオウガイアは4コーナー大外を回りながら残り200m付近で先頭、それ以降は鞭を使われることなく、軽く追っただけで0.5秒突き放す快勝だった。流してラスト2F 12.2 – 12.0の加速ラップも中々優秀。戦った相手についても、3, 4着馬が次走以降で勝ち上がっており決して弱い相手ではなかったはず。札幌2歳Sにも出走を予定していたことから陣営もかなり期待している馬であることがわかる。今回は調教が抜群で、厩舎的にも勝負に来ている可能性が高い仕上げ。丸田騎手が2週連続で跨っていることも期待の表れだろう。母父フレンチデピュティなのでデータ的に東京コースが向いているとは思わないが、馬場が渋るのであればこの馬にとってかなりのプラスになるはず。マイルが向いているとは考えにくいため、ここを勝ってオークスを目指してほしい。
京都11R みやこS
自信度5 ★★★★★
◎ ハピ
〇 ミッキーヌチバナ
▲ ロコポルティ
△ ドゥラエレーデ
△ オメガギネス
本命◎ ハピ
実績は今回の豪華メンバーでも実績は最上位。実際に、ダートでは新馬戦とG1チャンピオンズカップの2戦を除いた全てのレースで3番人気以内に支持されている。ここ2走の負けで人気を落とす今回は強めに押したい。2走前は道中きついペースで早めに捲りにいったことで最後の伸びを欠いただけで非常に強い競馬。前走は完全に外枠不利な馬場だったので見直せる一戦であり、調教もイマイチに見えた。今回はコース的にも外がそこまで不利にならないはずであり、内で脚をためるのが得意なハピにとって向きそうな枠順に収まった。調教でも大久保厩舎の勝負パターンと考えている一週前併せ一杯追いで先着しており、ここにかける陣営の意欲は高いだろうと予想する。この馬は早い時計で走った実績がないに等しいのだが、それは良馬場の経験しかないことが主要因。唯一不良で特殊馬場だったJDDで最後方からかなり強い競馬をしていたことを考えても馬場が渋った方がパフォーマンスを上げる可能性も十分ある。現ダート路線のトップクラスにも通用すると考えている能力をここで発揮してほしい。ミッキーヌチバナは平安Sの競馬を評価。ロコポルティは近3走の時計面を評価。
東京11R アルゼンチン共和国杯
自信度2 ★★☆☆☆
◎ メイショウブレゲ
〇 サヴォーナ
本命◎ メイショウブレゲ
年初の万葉S勝ちから特に注目。万葉Sでは着差以上の完勝で、全体時計は過去の万葉Sの中で最も早い。さらに歴代の万葉Sでラスト2Fが加速ラップとなったのはこのレースだけ。この時は馬場が悪く、この馬には向かない馬場だったことも高く評価している理由の一つ。天皇賞春で本命に推したほど能力を評価している。前走はそれを証明する好走だった。今年の京都大賞典は時計・内容的にも非常に高く評価できる一戦。ラップ的には前がやや有利であり、そこまで差しに向いたと思わなかった。ここにきてメイショウブレゲは成長している印象もあり、前走の好走がフロックとみられているのであれば今回も買える。最後方から行く馬のため内枠から下げて外を回す競馬を選択をする可能性が高いため、後は展開が向くかどうか。今回は明確な逃げ馬がいないためスロー濃厚な分リスクはあるが、それを加味しても面白い存在だろう。相手筆頭はここを目標に万全の仕上げで挑んでくるサヴォーナ。