2025年4月20日(日)予想

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目次

中山11R 皐月賞

自信度5 ★★★★★

◎ ジョバンニ
〇 エリキング
▲ クロワデュノール
△ ヴィンセンシオ
△ マスカレードボール
△ カラマティアノス
△ ミュージアムマイル

本命◎ ジョバンニ
クロワデュノールは2歳新馬、東スポ杯2歳の時計面から3冠を取れるだけの素質を持っている馬であることは明らか。単勝オッズはこのままだと1倍台後半になりそう。1985年以降、皐月賞で単勝1倍台だった馬の成績は以下の通り。

2019 1着(1.7倍)  サートゥルナーリア 
2009 14着(1.7倍)ロジユニヴァース 
2005 1着(1.3倍)  ディープインパクト 
2001 1着(1.3倍)  アグネスタキオン  
1998 3着(1.8倍)  スペシャルウィーク 
1994 1着(1.6倍)  ナリタブライアン  
1992 1着(1.4倍)  ミホノブルボン

過去7例存在。成績は(5-0-1-1)で7頭中5頭が勝利している。ちなみに敗戦したロジユニヴァースとスペシャルウィークはどちらもその後のダービーは勝利しており、能力を裏付ける要素としては鉄板レベルの信頼度であることは頭に入れておくべき(並んでいる馬の名前を見るだけですぐわかることかもしれないが…)。

2歳東京芝の後半5F理論は既に一般化されており、競馬予想を生業としている人にとって、クロワデュノールを本命にして予想文を書く意味はほとんどないといってよい。今回はクロワデュノールに勝てる馬がいるのかという話。私の結論はYES。ヒントはクロワデュノールが出走したレースにあるはず。

まず東スポ杯2歳Sについて。
先に結論を述べると、このレースに出走したサトノシャイニングがクロワデュノールを逆転することは難しいと考える。サトノシャイニングはこの時落鉄があったことが明らかになっており、力負けではないのではないか?という論調があるが、競争中の落鉄に関しては影響が少ないという説が有力。個人的にも次走以降の予想に組み込む必要はないと考えている。わかりやすい一例を挙げると去年のオークスで落鉄していたステレンボッシュとチェルヴィニアの比較。この2頭の能力差はさほどないことが秋華賞で明らかになったはず(コース取りとスタートの有利不利は考慮必要)そして東スポ杯はスローで前有利な流れ。サトノシャイニングはクロワデュノールに後ろから差されて半馬身差をつけられている。個人的にこの差は決定的だと思っている。というのもこの時のクロワデュノールは仕上げ不足であり、本番は次走のG1であることが明らかだったから。勿論3歳での成長度合いを加味すれば逆転の可能性がある、というのも否定できないが2歳時の数字を最重要視する私からすると大いに疑う余地ありと判断する。よって2番人気サトノシャイニングは消しとする。

次にホープフルSについて。
このレースはクロワデュノールの圧勝とみられているが個人的には1頭だけ逆転できる可能性があったのでは?と考えている。まずこの当時の馬場は個人的に外有利と判定。この日4Rは外から逃げた馬が勝利したが、それ以外は外を回して直線中央を差してきた馬が上位を占める日だった。クロワデュノールも道中2, 3頭分外を回し、直線一番伸びるコースを通ることができていた。また、ホープフルSのラップは前有利。実際、道中完璧なタイミングで捲ったファウストラーゼンが3着、外枠から前に着けたジュタが4着という結果になっている。そんなレースで一番高く評価できる競馬をしたのはジョバンニだと考えている。最内で脚をためて直線スムーズにクロワデュノールの後ろから差してきたことは恵まれたと言えるが、道中は最も荒れている最内を追走。4角でも上位4頭の中で最も後ろに位置していた。そこからクロワデュノールとの差を詰めることはできなかったが、同等の脚を使って3着に差をつける2着。この時はレースラップラスト2Fが11.9 – 11.9で後方から差すことは厳しいラップだったので力負けとはいえない。勝ち時計2:00.5という数字はスローだったにせよクロワデュノールの実力を考えると物足りない数字。中山適性には疑問が残る走りだったことを考えると尚更ジョバンニの評価を上げたくなる。仕上げ的にもクロワデュノールは当時としてはほぼ万全の状態だったはず。よって皐月賞ではジョバンニに逆転の芽があってもおかしくないと考える。

ジョバンニ自身の素質についても高く評価できる。新馬戦は小倉芝でドウデュースやクロノジェネシス級のラスト2Fを記録。ちなみに去年の夏開催小倉芝1800m以上のレースではラスト1F最速の数字だった。その後負けたのはクロワデュノールとエリキングのみ。3歳初出走となった前走若葉Sの時計面はこの世代のレースの中で1, 2を争うほどレベルが高い一戦だったことを考えれば世代最強格である可能性は高い。若葉Sで時計勝負に対応できたこと、ベアフットレディの仔で他の産駒の特徴を考えれば今のマイル的なスピードが求められる時計が速い芝にも対応可能だと予想する。日曜の中山競馬場は向こう正面で向かい風、直線で強い追い風となる予報であり、好位で脚をためられそうな枠順もこの馬に味方するはず。ホープフルS後からここを目標にしっかり準備してきた陣営の努力が実を結ぶことを祈る。他の人の見解と被るだろうがこの馬は複系の馬券が売れるはず。その点で単系馬券に妙味があるとし、対抗エリキングと共にクロワデュノールを逆転できる馬として馬券を買う。

対抗エリキングはこの世代で一番強い可能性がまだ残されていると思っている。先述したジョバンニに勝った馬であることが最大の理由だが、最も推奨したいポイントは血統。この馬はキズナ×ヤングスター(豪G1馬勝ち馬)という血統構成で牝系が素晴らしい。デインヒル、Darshaanの名前があり、Northern Dancerのクロス持ち。この構成は去年の皐月賞馬ジャスティンミラノと全く同じ。ジャスティンミラノは皐月賞より前はスローペースからの瞬発力勝負でしか結果を残しておらず、皐月賞でその点を不安視されていたが、あっさりと対応してきた。個人的な推測だがスピードに優れた血統的な要素が大きいのではないかと考えている。やはりキズナの大物はこの血統構成から出るのではないか。現時点では推測の域を出ないが、対戦成績だけを考えればエリキングがここでクロワデュノールを逆転しても全く驚けない。長期休養明けだが中内田厩舎の信頼度を考えればむしろプラス。現時点で不安要素がある方が買える。単勝を買うならここが最大の買い時だろう。

クロワデュノールを逆転できる馬がいる、という予想なので詳細見解は3頭まで(自信度5なのですべての馬について各馬メモを元に述べようとしたがとてつもなく長くなるのでここまでで…)。それ以外に抑えた馬は2, 3着として考えたい。想定している馬場はマイル的なスピード要素が求められると想定。枠的に外を回すと厳しいとみているので外枠の馬には不安が付きまとうが、抑えに回した馬はどの馬も持っているスピード能力が非常に高いと考えている。唯一ヴィンセンシオだけはマイル的なスピード要素ではなく長距離でも通用するパワー・スタミナ要素を兼ね備えた万能型と高く評価。完全に個人的な願望だが最後方から脚を測ってダービーに備えてほしい。

今日の圧倒的軸馬!

今日の圧倒的軸馬は

中山11R ◎ジョバンニ

です!

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