この記事では先週行われた競馬開催の中で
管理人が激選した1レースを深堀して回顧します!
今回選定したレースは
4/13(日)に行われた
中山6R 3歳未勝利(芝2000m)です!
メモ
含水率10-13% ※6:00時点
稍重に近い良馬場
クッション値9.7 ※6:00時点
先週に続きBコースを使用
朝から雨が降り続く
3コーナーから正面直線の内柵沿いに傷みあり
⇒4角は外を回す馬が恵まれ(先週同様)
前半5F 62.2(Sペース)
後半5F 59.5
今回は牝馬限定の3歳未勝利戦です!
先週同様に内が荒れ気味のためやや外差し有利と判定しました。
前日のメインレースNZTで上位馬が選んだコースを見るとわかりやすいでしょう。
実際にこのレースの2, 3着馬は4角で外を回した馬でした。
この日は朝から雨が降っており、早朝時点での含水率やクッション値に対して数字が変化していたであろう点は注意が必要です。
牝馬限定戦としてはタフさが求められた一戦であり、上位馬の血統を見るとわかりやすいと思います。(オルフェーヴル、ゴールドシップ、ルーラーシップ)

レースラップ
2022年~2024年までの3年間に行われた同条件の未勝利戦の平均ラップと2025年のラップ比較は以下の通りです。
過去3レースと比較すると後半ラップが非常に優秀です。
レース当日の他の芝レースの後半ラップと比較しても優秀なラップ推移であり、今回の上位馬が見せた瞬発力は素晴らしかったと言えるでしょう。

レースレベル
今回は同日に行われた鹿野山特別(2勝クラス、芝2000m)との比較によりレースレベルを考えていきます。
以下は鹿野山特別の過去5年間のデータです。

良馬場だと2:00.0を切る時計で決着することもあります。今年は前半がかなりスローで流れているため、決着時計が遅くなっていると考えられます。
また、馬場的には雨の影響もかなりあったように見えたのでその分時計が遅くなっているとも考えられるでしょう。
続いて、3歳未勝利(牝限)の過去5年間のデータを見ていきましょう!

2025年の勝ち時計は2022年に近いレベルです。
今年は馬場が2022年より重めであること、雨が降っていたことを考えるとより高く評価することができます。
しかも、今年は勝ち馬の上りや後半1Fの数字を見るとわかりやすいのですが、後半ラップが非常に優秀です。
特にラスト1F 11.4というのは素晴らしいです。
この数字は、2025年以降、4月13日までに行われた中山芝2000mのレース(22レース)の中で最速の数字です。
前日(4/12)は風の影響で時計が出やすい馬場状態でしたが、この日(4/13)は風の影響はほとんどないと考えているため価値が高いです。
勝ち馬シャドウメテオは馬場バイアスに反してインから差して後続を突き放しているため、かなり強い可能性があると思います。
ピックアップ馬
1着 シャドウメテオ
ここまで2戦馬柱だけを見ると大敗している弱い馬に見えてしまいますが、レースをよく見ると後ろの馬には差されておらず、自分の脚は使えていることがわかります。今回のレースではこれまで書いてきた通り非常に優秀な時計・内容で勝利しておりかなり強い可能性があります。ラスト1F 11.4は土日の芝レースの中で最速であり、かなり余力を残した勝ち方でした。血統的には去年の共同通信杯で穴人気していたフォスターボンドの半妹にあたります。フォスターボンドは東京の新馬・未勝利戦で素晴らしい後半ラップを記録した馬だったので、シャドウメテオも左回りでの活躍が期待できます。オルフェーヴル産駒らしく気性面に課題がありそうなので今後の成長次第ですが、この世代の牝馬上位に通用する未来があってもよいでしょう。さすがに間隔的にフローラSに向かうのは無理があるため、最も適性があると思われるオークスには出走できそうにないのが残念です。万が一オークスに登録して出走が叶った場合、去年のランスオブクイーンの再現があってもおかしくないと思っています。