2023年 エリザベス女王杯 回顧

この記事では2023年のエリザベス女王杯の振り返りを行っていきます!

目次

事前予想

詳細な事前予想を見たい方はこちらの記事をどうぞ!

本命
◎サリエラ

結果・・・
外れ(´;ω;`) 回収率0%

メモ

良馬場発表だがやや上りのかかる馬場
前日同様直線真ん中あたりが最も伸びる傾向あり
前半5F 61.1
後半5F 59.6
後半3F 34.4
ペース的に外を回した馬はノーチャンス
内枠から上手く立ち回った馬が上位独占

アートハウスがハナをとる(とってしまった)意外な展開でスタートした今年のエリザベス女王杯。

逃げを想定していたローゼライトが2番手にすんなり収まったことで隊列はすぐに決まりました。

その影響かアートハウスが作ったペースはスロー気味であり、
結果的に内をロスなく立ち回った馬に向いたレースとなりました。

実際に馬番で見ると1, 2, 3番の順番にゴールしており、
直線も馬場のよい真ん中あたりをスムーズに走ることができています。

今回は能力というよりは通ったコースや乗り手のポジション意識が結果に強く影響したレースではないかと考えます。

つまり、今回凡走してしまった馬たちも次走以降見直しが可能でしょう。

おず

着順では見えない部分に着目することで
次に美味しい馬券がとれるかも…!?

馬場状態

11/12(日)7:00

クッション値:9.4(標準)
含水率(芝ゴール前):11.6%
含水率(芝4コーナー):9.1%
使用コース:
Bコース
Aコースから直線部4メートル、
曲線部3メートル外に内柵を設置
芝の状態:
正面直線内側に部分的な傷みがある。
その他の箇所は概ね良好な状態。

おず

他のレースでも少し時計がかかっていた印象です!
特に上り3Fはいつもより遅かったのかも!

レースラップ

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過去5年(2015-2019年)の平均ラップと
2023年エリザベス女王杯のラップ比較

レースレベル

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エリザベス女王杯 過去5年(2016-2019年, 2023年)
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黄菊賞 過去5年(2016-2019年, 2023年)

同日に行われた2歳限定戦である黄菊賞(芝2000m)と時計的な比較を行うことでレベルの判定を行います。

まず黄菊賞についてみてみましょう。

2016年のタガノアシュラが勝利したレースとほぼ同水準の時計となっていることがわかります。2016年も良馬場開催であり、前後半の数字もほぼ一致しています。よって、今年の時計水準としては2016年を基準として考えたいと思います。

余談になりますが、黄菊賞の内容や時計を考えると、今年の黄菊賞の出走メンバーレベルについても2016年と同水準(=クラシック路線では厳しいかも…)という評価としています。

さて、エリザベス女王杯に話を戻します。

今年の勝ち時計とクイーンズリングが勝利した2016年の時計を見比べると、黄菊賞と同様にほぼ同じ勝ちタイムとなっています。

しかし、後半5Fや勝ち馬の上り3Fの数字を見ると明らかに2016年の数字が早く、レベル的には2016年の方を上にとるのがよいのではないかと考えます。今年の前半ペースであれば33秒台の数字が出ていてもおかしくないレースだったと思うので、上位に来た馬たちの差し脚には物足りなさが残ります。

ただし、土日の芝レースにおける最速の上り3Fは土曜日の新馬戦でクイーンズウォークが記録した33.6であるため、直線はそこまで早い上りが出るような馬場ではなかったとみることができます。

まとめると、

レースレベルとしては標準より少し下

のイメージで考えておくのがよいのではないでしょうか。

ピックアップ馬

1着 ブレイディヴェーグ

3歳馬としてはモズカッチャン以来の1着とのことで、クロノジェネシスなどの名牝でも達成できなかったことを考えると非常に価値の高い勝利となりました。初の右回りや関西遠征、400mの距離延長などの壁を乗り越えての勝利であることも強調できます。レース内容自体は上述のように上手くはまった面もあるとみているので、同世代2番手までの評価に留めます。この馬の本質は東京の高速馬場での後半スピード勝負だと考えているため、来年の東京コースで行われるG1でも楽しみな存在です。

2着 ルージュエヴァイユ

この馬も内枠を生かし、直線でもスムーズに馬場のよいところを伸びているので恵まれたレースであったといえます。それでも初の関西コースと距離延長、鞍上などの要素がありながら好走できているのは素晴らしいです。戦前の調教過程が素晴らしく、状態が良いことは明らかであったため、そこも好走要因の一つでしょう。この馬で最も評価しているレースは山中湖特別です。後半5F 57.9のペースを自身の上り3F 33.0で差しており、この馬のベストも東京コースではないかと考えています。

3着 ハーパー

今回はおそらく秋華賞を叩いての本番だったはずであり、陣営の思惑通り安定感のある走りを見せてくれたのではないでしょうか。この馬は33秒台の早い上りを使ったことがないため、今回のような上りが多少かかる馬場が向いたのだと考えることができます。また、位置取り的にも3番手のベストポジションを確保できている点でも恵まれています。現状の評価としては、右回りの2000m以上、もしくは時計が或る程度かかる左回りのレースで買うべき馬だと思います。

次走注目馬

6着 サリエラ

道中は枠なりに外を回り、直線を向いた時点で最後方。今回のペースと展開においてはこの時点でほぼノーチャンスでした。それでも上り3F 最速の34.2の脚を使えています。直線を向いた時点でのライラック(同じく上り最速34.2)との位置取りの差を考えると、最終的にライラックと着差0の位置まで追い込んだのは非常に強い競馬だったといってよいでしょう。戦前からこの馬の素質はこのメンバーでは最上位だと考えており、その考えは戦後も変わりません。今回はオッズを落とし過去一番の狙い目といってもよかっただけに残念な結果ではありますが、引き続き期待できる馬です。気をつけたいのは状態面(馬体重)と枠順でしょう。今後体重が増え、外枠に入った際に強く狙えそうです。

独り言

本命サリエラは届かず6着…
本文にも書いたようにここは過去一番の狙い目と考えていただけに悲しい結果となりました(´;ω;`)

それでもしっかり能力は見せており、今後も引き続き期待したい馬です!
凱旋門賞に登録したくらい期待されている馬なので、なんとか残り少ない現役生活の中でG1タイトルを取ってほしいです!。

まずは重賞タイトルですかね!笑

最後まで読んでいただきありがとうございました!

おず

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