前書き
秋G1もついに終盤戦へ!
今週末はダートG1、
チャンピオンズカップが開催されます!
ダート路線のトップクラスの馬たち
が激突するレース!本当に楽しみですね。
今年も素晴らしいメンバーが集まる中、
注目が集まっているのは人気を集めそうな3歳馬
ナルカミ
ルクソールカフェ
ではないでしょうか。
どちらの馬も非常に魅力的。
今年のジャパンダートクラシックを盛り上げてくれた世代トップクラスの2頭がここに出走してくれるのは本当にうれしいです!
上の世代の馬たちとレースをしてどんな競馬を見せてくれるのか、目が離せませんね。
そんな2頭のうち、個人的に特に注目しているのが
ルクソールカフェ
です!
私はこの馬が
この世代の最強馬であり、
今後歴史的な名馬になるのでは?
と思っています!
勿論ナルカミは既にG1を勝っている相当に強い馬、JDCでつけられた2.4秒の差が今回逆転できると考えている人は少ないでしょう。
そこで、本記事ではルクソールカフェの凄さ
を数字の面から考察していきたいと思います!
それでは早速いってみましょう!

伏竜S(中山ダート1800m)
ルクソールカフェは未勝利勝ちから4連勝!
一気に駆け上がっていきましたが、
この4レースは時計面も素晴らしいです。
その中でも特に凄かったのが
伏竜Sだと考えています。
レースでは大外から先行し、
4, 5番手につけて外を回る競馬。
4角を馬也で回ってくると
あっさり先頭に立ち、そのまま押し切りました。
鞭は使っておらず、軽く追っただけであり、
ラスト50mは完全に流すほどの完勝でした。
忘れられがちですがこれは58kgを背負って
のパフォーマンスです…
勝ち時計は1:52.1。
この時計自体も過去の伏竜Sの中で
2位タイなので十分凄いのですが、
特筆すべきは上りの数字。
ルクソールカフェの上り3Fは36.3でしたが、
これは2025年に行われた全ての中山ダート1800m戦の中で勝ち馬の上り3Fとして最速の数字です。
ちなみに、以下の条件で上り3F 36.3、
レースラップラスト1Fが12.0以下だったレース
を抽出してみました。
結果は以下の通りです。

なんとルクソールカフェより上には
カジノドライヴ
しかいませんでした。
カジノドライヴはG1未勝利馬ですが、
異質の経歴でフェブラリーS2着の経験があり、
ポテンシャルを評価されて種牡馬にもなった名馬です。
3歳初期の段階でこれだけの数字を残せているので、ルクソールカフェのポテンシャルは相当なものだと考えられます。
武蔵野S(東京ダート1600m)
古馬と初対戦となった前走の武蔵野S。
この時は本命にも推していました!
このレースは東京ダート1600m現役最強馬である
コスタノヴァが出走しており、
他のメンバー含めこの路線では
トップレベルに近い馬が揃っていた
と思っています。
そんなメンバーの中で、
斤量の恩恵はあったものの、
ルクソールカフェは2着に0.6秒差
をつけて圧勝しました。
このパフォーマンスは
間違いなくG1級だったと思います。
まず0.6秒という着差に注目。
これは東京ダート1600mで行われた古馬重賞
の中では最大着差です(2006年以降)。
ちなみに着差ランキングは以下の通り。
上位には名馬しかいません。

次に注目すべきは後半ラップです。
以下の条件に当てはまる
レースの勝ち馬を考えます。
全体時計の条件はスローすぎるが故に
後半が速くなったレースを除外するため。
2勝クラス以上の条件は上級条件に絞るため。
良馬場に絞ったのは重や不良馬場とは
時計の出方に雲泥の差があるためです。
該当する勝ち馬は以下の通りです。

こちらもG1級の馬しか出てきませんね…
ちなみにギルデッドミラーの2着は
チャンピオンズCを2連覇して昨年引退した
レモンポップです。
これらのデータから考えると、
ルクソールカフェが今年の武蔵野S
で見せたパフォーマンスはG1級!
といってよいのではないでしょうか。
個人的には、今回のチャンピオンズC
の結果に関わらず、今後この馬は複数G1を
勝てる可能性が非常に高いのではないかと
考えています!
最後に
この記事では
ルクソールカフェ
について考察してきました。
この馬はよく全兄である
カフェファラオと比較されるように感じます。
確かに似たような特徴をもっているのですが、
2歳時からの走りをずっと見てきている私にとっては全く違うように見えるんですよね。
堀調教師もそのことは度々強調していて、
何となく意地のようなものを感じています。
カフェファラオは3歳時に挑んだ
チャンピオンズカップで2番人気に
推されながら、6着に敗れています。
ルクソールカフェは兄を越えられるのか、
本番が楽しみです(^^)
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
今回は以上です!
また次の記事でお会いしましょう(^^)
おず


