京都4R 3歳新馬
自信度1 ★☆☆☆☆
◎ キッドストン
本命◎ キッドストン
初戦から遠征競馬となり、厩舎も地味なためおそらく人気にはならないだろうが、血統は一流で注目したい馬。父スワーヴリチャードは初年度産駒からホープフルSを勝利したレガレイラや牡馬の3歳有力馬アーバンシックを出しており、大活躍が期待される種牡馬。スワーヴリチャード自身はハーツクライの産駒であり、父ハーツクライ系の種牡馬に対してはデインヒル(Danzig)とNijinskyの血が牝系に入るのが走る馬の黄金パターンとなっている。近年ではサリオス、ダノンザキッド、ルージュエヴァイユなどが活躍するスーパーニックス。キッドストンの母父Fastnet Rockはフィアーノロマーノやメラグラーナを輩出しており、短距離が向く可能性もあるが、現時点では血統面だけで大いに期待できる。調教も水準以上に動いており、陣営の期待が高い点も評価している。
京都10R エルフィンS
自信度4 ★★★★☆
◎ ライトバック
〇 スウィープフィート
▲ マーシーラン
△ エリカエスティーム
△ ギヴイットアゴー
△ ブルーアイドガール
△ チルカーノ
本命◎ ライトバック
個人的な新馬戦の指数はメンバー中1位。新潟芝1800mの2歳戦で上り3F 32秒台を出せる馬は重賞級の可能性が高いと考えている。この馬は新馬戦で前残りの展開を唯一後ろから差しており、非常に強い勝ち方だった。相手が弱いことは確かだが、それを差し引いても数字的な価値は大きい一戦とみている。2戦目のアルテミスSでは道中かかり通しで、かなり消耗があったと思われる中、最後の直線でもスペースを探すロスがありながら4着まで来ており、高く評価できる。素質だけならこの世代の牝馬最強クラスとみている1, 2着馬と同じレベルだとみており、今回のメンバーでは抜けた評価をしてもよいと考えている。ただし、やはり気性面での不安は残る。今回陣営コメントでは改善の兆候が見られ、乗り替わりとなる坂井騎手も調教に乗っておりそれらの点は前向きに評価できるだろう。抑えて自己ベストのタイム(CW)が出ているので体調も悪くはないはず。牝系にDarshaanなど欧州系の血が入るのも今の京都芝を考えるとプラス要素。相手は能力上位のスウィープフィート、マーシーランが中心。
東京11R JCベストレース記念
自信度2 ★★☆☆☆
◎ シュトルーヴェ
▲ マイネルケレリウス
本命◎ シュトルーヴェ
積極的に逃げそうな馬はサペラヴィくらいで、あとは先行、差しに回る馬が多くなりそうなメンバー構成。小頭数でもありペースは前半スロー、後半5Fあたりからのスピード勝負になると想定する。よって、後半5Fを通して持続的な脚を使える馬を買いたい。1倍台前半の単勝オッズが予想されるダノンギャラクシーは後半5Fが早くなるレースを経験していないため、ハンデ戦で人気を集める今回は敢えて軽視したい。そんな中で本命はシュトルーヴェ。美濃Sや1勝クラスで左回り長距離での5F勝負にて好走していることが本レースにおける一番の強み。そして、去年のハイレベルレースの一つであるジューンSでの好走は大きく評価できる。勝ち馬はその後ケガで長期休養を強いられているため目立たないレースだったが、全体時計が素晴らしく、東京2400mの重賞でも通用するレベルのものだった。今回は去勢明けであり、セオリー通りであれば軽視したいところだが、調教は過去一といってよいほど動けており、体調はかなりよさそう。人気的にも買いやすい場面であり、頭でも狙う価値があると考える。