今週のピックアップ回顧#1(2025/2/1)

この記事では先週行われた競馬開催の中で
管理人が激選した1レースを深堀して回顧します!

今回選定したレースは

2/1(土)に行われた

東京4R 3歳1勝クラス(ダート1600m)です!

目次

メモ

良馬場で時計は水準レベル
内をロスなく回った馬がやや有利
凍結防止剤を木曜に散布
例年通り冬の東京らしい馬場
前半3F 35.2
後半3F 36.4

外からシンビリーブがハナを切る形で早めに隊列が決まりました。

人気を集めたヘニーガイストはこれまでとは異なり先団の内に着ける競馬。

前半は少し流れましたが4, 5Fが連続して12.8のラップとなったことで、東京ダート1600mらしく後半の上り勝負になりました。

直線を向いてからはヘニーガイストがあっさり抜け出して独走。

後方からレースを進めたタガノバビロンが大外を回して2着。

後方からロスなく内を差してきたサノノロンドンが3着という結果でした。

今回は勝ち馬が完璧な競馬をしたため着差が付きましたが、2着以下も上りを考えると非常に優秀な数字で走れており、全体的にハイレベルなレースだったと考えています。

詳細な数字はこの後の項で見ていきましょう!

レースラップ

レースレベル

今回は同日同じコース設定で行われた白嶺ステークス(3勝クラス)との比較によりレースレベルを考えていきます。

以下に2025年を含む過去5年のデータをまとめた表を置いておきます。

白嶺ステークス(3勝)過去5年
1勝クラス過去5年

白嶺ステークスの勝ち時計や上りの数字を見る限り、今年の馬場は例年通りの時計水準であったことがわかります。

少し話がそれてしまいますが、今年行われた根岸ステークスを勝利したコスタノヴァは去年同時期に3勝クラスを勝利していたんですね!

冬が得意な馬である可能性もあるのでフェブラリーステークスに出てくるのであれば楽しみですね!

さて、本題に戻って1勝クラスの時計を見ると、過去5年で2番目に早い勝ち時計であることがわかります。

ヘニーガイストの上り3Fは36.1であり、レース全体の上り3Fも過去5年の中で最も速いため、今年のレースはハイレベルだったと言えると思います

今回出走していたタガノバビロンやベリタバグス、シンビリーブ、サノノワンダーなどは新馬、未勝利等で素晴らしいラップで走っていた馬であり、メンバーレベルも高かったと考えており、このレースを走った馬たちは今後の活躍が期待できるでしょう!

ピックアップ馬

1着 ヘニーガイスト

ここまで2走は出遅れて後方から大外を回すという競馬しかできておらず、今回内で砂を被りつつ、直線で内を抜け出す競馬ができたことに大きな成長を感じました。新馬は2歳レコード勝ちで上りも超優秀。前走も4着でしたが時計面は超優秀で後1Fあれば完全に差し切って大勝するはずだったレースであり、非常に強い馬であることは明らかでしたが、今回の競馬ができるのであればこの世代でトップになれる可能性が高まったのかなと思います。ただし、この馬のゴール後の走りを見る限り現状は1600m以下の距離がベストのように見えます。右回りの1800m戦に出てくる際は人気に注意した方がよいかもしれません。

2着 タガノバビロン

この馬の新馬戦は上り3Fが非常に優秀であり、2着だったベリタバグスとの比較で考えても強い馬である可能性は高いです。前走カトレアSでは大敗してしまいましたが、直線で上手く追えておらず、全力を出したとは言い難いレースでした。今回この馬が使った上り3F 35.5という数字は非常に優秀です。おそらく今後もこの形の競馬で勝負していくでしょう。この馬の全兄であるタガノビューティーも非常によく似た特徴を持っているので、今後の活躍次第ですがファンの多い常に人気する馬になりそうなのが気になります。

3着 サノノワンダー

今回は鞍上の菅原騎手が非常にうまく乗っており、人気薄で好走できた要因は好騎乗の面が大きいとみられると思いますが1勝クラスを勝てる能力は確実にある馬です。プラタナス賞では馬群での競馬を経験できており、最後の脚は非常に優秀でした。そして、オキザリス賞では後方から届きませんでしたが勝ち馬プロミストジーンに次ぐ脚を使えています。1/12の1勝クラスではヘニーガイストに注目があつまり目立ちませんが内で窮屈な競馬を強いられる不利がありながら最後まで伸びており内容のある強い競馬でした。今回の好走がフロックとみられるのであれば次走も買える馬でしょう。

4着 ベリタバグス

今回はスタートから前に行かず(行けず)、中段での競馬となりました。道中は外から常にロードリベラシオンから被され、4コーナーではぶつけられる不利がありました。それでも直線ではじりじりと伸びており、上り3Fもこの馬としては上限に近い36秒台前半の脚を使っています。ここまでのレースはどれも数字的に素晴らしく、同世代のダート路線トップクラスに行けるポテンシャルがあると考えています。馬のタイプ的に東京よりは右回り1800mの方が合っていそうで、早い上り勝負よりはダートらしい持続力勝負が得意な気がします。姉と同じような早熟タイプではないと良いのですが…

8着 ロードリベラシオン

元々芝を走っていた馬で、今回が初ダートとなりました。おそらくベゴニア賞で騎乗したスミヨン騎手のレース後コメントを受けてのものでしょう。確かにこれまでの走りを見る限りキレる脚はなくワンペースな競馬で真価を発揮するタイプでしょう。未勝利勝ちやひいらぎ賞の数字から、芝の1勝クラスを勝つ能力はあると思います。今回はスタートから他馬にぶつけられて道中スムーズではなく、砂を被ったこともあって掛かり気味の走りになってしまったため度外視でよいでしょう。今後芝・ダートどちらに出てくるかはわかりませんが、芝に戻るのであれば瞬発力が求められにくい条件で強気に狙ってみたいと考えています。ダートであれば右回りの方がよい気がします。

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