今週のピックアップ回顧#26(2025/9/21 神戸新聞杯)

この記事では先週行われた競馬開催の中で
管理人が激選した1レースを深堀して回顧します!

今回選定したレースは

9/21(日)に行われた

阪神11R 神戸新聞杯(芝2400m)です!

目次

メモ

4回阪神3週目
この週からBコース使用
芝は全体的に良好
クッション値9.2の良馬場
時計の出る高速馬場
馬場はフラットで差しも決まる
前半5F 62.6(スローペース)
後半5F 57.7

伝統の一戦、神戸新聞杯!

良馬場で各馬の実力が発揮しやすい
比較的フラットな条件で開催されました!

事前の予想通り人気はダービー組の

ショウヘイ
エリキング
ジョバンニ

に集中する形になりましたね!
(4番人気は単勝13.9倍)

レースではボンドロア
が外から先手を奪って逃げ。

隊列がすぐに決まったことで
スローペースとなりました。

コース形態や菊花賞を見据えての競馬、
ということでこのペースは想定通りでしょう。

位置取りとしては前有利な展開となりましたが、

中団大外から差してきた
エリキングが1着

前目から押し切ろうとした
ショウヘイが差されて2着

内で進路取りに手間取った
ジョバンニが3着

最後外から遅れて差してきた
デルアヴァーが4着

という結果でした!

少し内が詰まったことは注意点ですが
ほとんど実力通りの決着となったのではないでしょうか。

では詳しく見ていきましょう!

レースラップ

過去、阪神で開催された神戸新聞杯
とのラップ比較を行った結果が以下です。

過去4年は
2017、2018、2019、2023
のデータを使用しています。
※2020, 2021, 2022, 2024は中京芝2200で開催

このレースは毎年のように同じペースで流れるので比較がしやすいですね(笑)

コース的にも阪神芝2400mはスローからの後半勝負になりやすく、強い馬が使ってくる条件なので各馬能力を発揮しやすい良コースです!

今年もスローからの瞬発力勝負になっていますが、前半は比較的遅め、その分後半が速くなったと考えています。

ちなみにサートゥルナーリアが勝利した2019年
との比較は以下の通りです。

グラフの形がほとんど一致していますね!

比較するには2019年が適しているのかもしれません
(※2019年は雨の良馬場)

レースレベル

今年の神戸新聞杯は過去比較可能は特別戦が
夕月特別くらいしかないのでレベル判定が難しいです…

時計の出方も大きく近年大きく変わっている
と感じているため、2023年との比較をしていきましょう!

先週行われたローズS夕月特別(2勝クラス、牝馬限定)
を2023年と比較します!

ローズS(2023 vs 2025)
夕月特別(2023 vs 2025)

単純に時計比較だと2023年と2025年は同じくらいの水準かなと思います。

ちなみに阪神芝1800mのレコードは2023年のローズS、第二位は2025年のローズSなのでどちらもかなり時計の出る馬場だったことは間違いないのでしょうね(笑)

(2023年のローズSは後半の数字が素晴らしく、上位2頭のその後の活躍を見てもかなりレベルが高かったと言えると思います。)

夕月特別に関しては2025年の方が1秒近く時計が速いのですが、前半突っ込んだ分後半時計が掛かっているのでレベルとしては同じくらいと考えることができます。

結論、
今年の阪神芝は2023年と同等の水準
と考えましょう!(高速~超高速馬場!)

それでは本題の神戸新聞杯の過去比較を行います!

以下は過去5回阪神で行われた
神戸新聞杯の時計比較です!

レースラップのところでも書きましたが今年のタイムは2019に近いですね!

馬場はかなり速い水準だった割に全体時計は遅め。これは前半5F 62.6というスローペースの影響が大きいです。その代わりに後半5Fは57.7とかなり速い水準でした。

前後半のバランスで考えると例年の神戸新聞杯と同レベル。

以下のように2017~2019年はかなりハイレベルな馬が出走していました。

2017 レイデオロ(ダービー1着)
2018 ワグネリアン(ダービー1着)
2019 サートゥルナーリア
(ダービー1番人気)

今年ダービー出走組では6番人気で3着だった
ショウヘイが一番格上の存在だったはず。

よって今年の
出走馬のレベルとしては例年よりやや低め
とみるのが妥当なのではないかと考えます。
(あくまで個人的な考えです…)

2023年もダービー組としては6番人気3着の
ハーツコンチェルトが一番格上だったので、

今のところ私は2023年と同格とみています。

判断が難しいのはエリキングですね。

今回上り3F 32.3は2019年の
サートゥルナーリアワールドプレミア
と並んで阪神芝2400mではトップの数字であり、出走馬の中では明らかに飛び抜けた数字でした。

この馬は今回と似たようなスローのレースを得意としており、ペースが向いたと考えられるのですが、ここまで飛び抜けていると今回のメンバーでは一頭力が違ったと考えるのが妥当ですかね。

実際にそのような回顧をしている記事が大半だと思うので逆張りする価値はあると思うのですが
菊花賞で逆らうのは無謀な気がするかな
というのが現時点での私の考えです…

ピックアップ馬

1着 エリキング

上り3Fはダントツの32.3。スローの瞬発力勝負において大外を回して差し切って着差をつけているのでかなり強い競馬でした。ケガ明けの皐月賞は不利もあったので度外視可能。それ以外は全て後方で脚を貯めて最後にしっかりと速い上りを使えているのでまだ底は見せていないと思います。中内田厩舎なので次への上積みは少ない可能性が高く(調教的にも今回かなり仕上げていたと考えらえれます)。あまりレース後コメントは信用していません(笑) おそらく抜けた1番人気となる菊花賞で信頼したいかというと微妙です。

2着 ショウヘイ

今回は前につけて位置取りに恵まれており、最後の瞬発力勝負もこの馬が最も得意とする形だったはず。特に不利もなく直線で外から差されているのでエリキングより下の内容とみて間違いないでしょう。ダービーはルメール騎手が完璧に乗っていたので能力的にはエリキングより下と考えるのが妥当かなと思います。ダービー後に騎手が距離は2000前後と言っていて中距離路線を考えていたんですよね。なぜか菊花賞に行く前提として見られていましたがレース中の折り合いにもかなり怪しいところがあったので距離延長ではあまり買いたいくないですね… 友道厩舎の長距離は信頼できるのでその点は悩ましい存在です(笑)

3着 ジョバンニ

今回堅い軸として本命に推しました!皐月賞、ダービーはどちらも明らかに見直せる競馬だったので今回3番人気なら流石にこちらを上に取りたいと考えましたが今回も不利があり… 今回のような極限の瞬発力勝負だと一度追い出しで切り替えるロスがあるだけで致命的な差につながります。それでもしっかり3着を確保しているのは流石です。やはり上位2頭との力差はそれほどないと思いましたね(瞬発力勝負だとエリキングには今後も勝てないと思いますが)。この馬としては過去最速の上りを使えており、本番に向けてよい競馬が出来たと思います。レース前の調教・コメントから次で最高の状態に仕上がる可能性が高いので後は無事に本番を迎えてほしいですね。

4着 デルアヴァー

予想でも述べたように今回のメンバーでは3強+1の存在であり、人気的に明らかに過小評価でした。個人的には調教が足りていないと思っていたので過小とわかっていてもリスクはあるかなと感じていたので能力を見せてくれて嬉しいです。東スポ杯やひめさゆり賞は重賞級の数字で走っており、芝の重賞を勝てるレベルの馬だと思いますが、瞬発力勝負だとやはり分が悪いです。牝系からダートでもトップに行けるポテンシャルはあると思いますが、まだ完成は先だと思っているので芝での挑戦を続けてほしいですね。上りだけの競馬にならない右回りの2000m以上がベストかなと現状は考えています。

5着 ライトトラック

前走は外差し有利な馬場にかなり恵まれていたのでここでどれほどやれるのか、という視点でみていました。今回のメンバー相手に5着、上り3F 33.0という数字で走れているので高く評価できるかなと思います。エリキングを除けば残りの馬とは位置取りの差なので和田騎手のコメント通り本番でも一発あってよいと考えます。元々賞金は足りていて、友道先生は距離が伸びることに対してかなりポジティブに捉えていそうなのことは見逃せないポイントです。おそらく全く人気しないと思うので個人的には本番で買いたい馬ですね!

8着 ジョイボーイ

今回印を回さなかった中で一番怖いのはこの馬だと思っていました。未勝利、1勝クラス勝ちは時計以上に強く、長距離適性はかなりのものだと思うので今回タフな長距離レースになっていたら浮上したかもしれません。このメンバーで位置取りが後ろになってしまう時点でまだ足りていないという可能性もありますが、最後に32.8の脚が使えているので今後の成長に期待ですね!四位厩舎は特に意図をしっかりと持って競馬を使いながら馬を強くしていく印象があるので、今後も重賞では注視していきたいですね。

9着 パッションリッチ

美浦の久保田厩舎所属の馬でありながら、セントライト記念ではなくこちらを使ってきたことに注目していました(陣営は広いコース向きと判断)。2歳時はアイビーS、葉牡丹賞で世代上位の馬と走っており、ゆきやなぎ賞では内容のある強い競馬ができていたので展開次第では今回も上位に行けたのではないかと考えています。今回はスローペースを後方追走という時点で難しい競馬になりましたがしっかりと自己最速の上りを記録。今回の結果は度外視でよいので次走以降人気しないなら狙い続けたいですね。時計勝負にも対応可能なタイプだと思っています。

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レース後コメント

レース後コメントへのリンクは以下の通りです!

https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=308209

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おず

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