前書き
お疲れ様です!
おずです!
ついに2024年の競馬がスタートしましたね!
今年もイクイノックスやリバティアイランドのような名馬が現れるのでしょうか?
クラシックに向けて3歳馬の中でも徐々に強い馬が現れるのも楽しみです!!
今回は重賞未勝利馬にフォーカスし、私が2024年の飛躍を期待している馬を5頭ピックアップして短評と共に紹介します!
実はこの記事の公開が遅れたせいで年初の開催で重賞を勝ってしまった馬もいて、その馬は除外して編集しました(笑)
年頭から出走してくる馬も多くいるので、是非これらの馬に注目して競馬を楽しんでみてください!
では、早速紹介していきましょう!
2024年期待馬
①セブンマジシャン
もともと2歳時にホープフルSで上位人気に推されたことのある素質馬です。
2歳時の黄菊賞(重馬場開催)で勝利した際の、ラスト2F 同速ラップが非常に強く、早くから素質を見せている馬でした。
クラシック戦線では活躍できず、去年秋もセントライト記念で上位3頭に及ばず消化不良の1年となってしまいました。
しかし、私はそれほど悲観することはないと思っています。セントライト記念はこの世代のトップクラスの馬相手に負けただけであり、時計的にも過去最高レベルの一戦でした。
また、セントライト記念の前に走った小倉芝2000mでのパフォーマンスが素晴らしいものでした。
この時は前が止まらない馬場であり、2着に敗れてしまったのは位置取りの差とみてよいでしょう。注目すべき点は、この時に記録した上り3F 33.5という数字です。
小倉芝2000mで33秒台の上り3Fが出ることは非常に珍しく、2023年に行われた小倉芝2000m戦は34レースあり、3着以内に入った馬は102頭いますが、その中で上り3F 33秒台を記録したのはセブンマジシャン1頭のみでした。
これらの事実からも、セブンマジシャンが重賞を勝てるだけの素質を秘めている可能性は高いと考えています。
これまでの戦績や血統、厩舎の特徴から、右回りの2000mコースがベストだと考えており、その条件に出てきた際は人気によって強く狙いたいと考えています。
②モズゴールドバレル
この馬は血統からもわかるように、スピードに秀でた快速馬です。
5歳の牝馬ですでに16戦を消化していることからあまり今後に期待できないのではないかと思われがちですがそんなことはありません。
特に去年の秋色Sの勝ち方は素晴らしいものでした。
まず後半5Fの数字。56秒台のラップで勝利しており、2023年の東京芝マイル戦では第1位の数字です。
ソングラインが勝利した安田記念の後半5Fが57.2であったことからも、この数字の価値がわかるのではないでしょうか。
そして、全体時計で考えても、2023年東京芝1600m戦の中で第3位の数字となっています。1位は安田記念、2位は富士Sであり、これらの事実からモズゴールドバレルも安田記念で通用するのではないかと思えるほどです。
まずは2月の京都牝馬Sに出走を予定しているということで、重賞を勝って賞金を稼ぎ、是非東京芝のG1レースに出走してほしいなと考えています。
特にヴィクトリアマイルはこの馬のベストが出せる舞台になるのではないかと期待しています!
③ラスマドレス
実は新馬戦の数字だけでも重賞級の馬なのではないかと個人的に考えていた馬です。
小倉芝1800mの新馬戦で、この馬が勝利した際の後半2Fのラップは11.6 – 11.5。
小倉芝1800m新馬戦において、ラスト2Fの加速ラップで勝利できる馬は重賞級である可能性が非常に高いです。
以下は2017年以降の小倉芝1800m戦において、加速ラップで勝った馬の一覧表です。
代表的な馬を出すと、ドウデュースやクロノジェネシスなどが該当します。
ラスマドレスは2歳~4歳前半にかけて、長期離脱などもあって活躍できずにいましたが、4歳の後半から一気に素質を開花させました。
阪神2000mでの1勝クラス勝ちは後半ラップが素晴らしく、5Fの数字はスワーヴリチャードやオルフェーヴルに匹敵するほどの数字でした。
連勝となった京都2000でも素晴らしい数字を記録して勝利しており、右回りの中距離での活躍を大いに期待しています。
この馬にとってカギはペースと枠だと考えており、ゆっくり追走できるペースかつ外枠で他の馬にかぶされない条件が揃った際は重賞級の力を発揮できるのではないかとみています。
安田隆行厩舎は定年が近いため、最後の花道を飾ってもらうためにもこの馬には是非重賞を勝ってほしいですね!
④ダニーデン
リアルスティール産駒でクラシック路線でも活躍しておらず、著名なクラブの馬ではないため注目度は低いですが、素質は素晴らしいものをもっていると考えています。
この馬が最も強い競馬を見せたのは、東京芝2000mで行われた1勝クラスのレースです。
この時の勝ち時計は1:57.2。これは2023年に行われた東京芝2000m戦では第2位の数字でした。
第一位は天皇賞(秋)でイクイノックスが記録した1:55.2なので、感覚がおかしくなってしまいますが、ダニーデンの勝ち時計は非常に優秀です。
過去、この条件において1:57.5以下の時計で決着したレースは天皇賞(秋)と、ジャックドールが勝利した白富士Sしかありません。つまり、G1馬しか出せていない数字ということです。
これだけでダニーデンがG1を勝てるというのは言い過ぎかもしれませんが、それだけの数字を出していることは大きく評価できるでしょう。
連勝した2勝クラスも時計の早い開催であり、この馬としては高速馬場が大得意なのではないかと考えています。
距離的には2000mまでかなという走りで、前傾ラップ(前半5Fの方が後半5Fより早い)が得意な馬なので、前に行く馬が多いレースで前半ペースが流れた際には強い競馬を見せてくれる確率は高くなります。
やはり天皇賞秋に出走してくれたらアツいのではないかと思っています!
⑤サンストックトン
所々で素質を見せるレースはありながら、中々勝ち切れなかった馬ですが、去年から本格化の気配を感じます。
3走前のSTV賞では、強い勝ち方で3勝クラスを勝ち上がりました。
札幌芝2000m戦の勝ち時計としては歴代5位の優秀なものでした。この馬より早い時計で勝った馬はすべて札幌記念での記録です。
その後の2戦は大きく負けていますが、どちらも言い訳がきく敗戦でした。
2走前は適性外の東京芝2000mでの上り勝負であり、騎手配置からも勝負気配は薄い一戦でした。
前走は調教が過去で一番良いと言えるほどで、体重的にも大きな成長を感じさせましたが、内で詰まってしまったことで力を発揮できませんでした。ゴール後前が空いてからはしっかり伸びていたので、脚を余らせていたことは明白でした。
2023年後半から苦手だった時計勝負にも対応可能になり、調教の気配と併せて考えるとここにきて本格化しているのではないかとみています。
距離は2000mまでがよさそうな走りで、少し時計がかかる右回りがベストだと思われますが、多少適性外でも力を見せてくれるのではないかとも考えています。
おそらく次走は重賞に出走してくると思いますが、調教によっては重い印を打ちたいなと思っています!
最後に
以上、私が2024年の飛躍を期待している馬を5頭ピックアップして紹介させていただきました!
今回紹介した順番に特に意味はないので、そこはフラットに見ていただければ!
これらの馬以外にも期待している馬は何頭かいるので、気が向いたら第2弾の記事を書きたいなと思っています(*^^*)
今後重賞戦線で活躍し、最終的にはG1まで取ってくれたらこの記事を書いた甲斐があるので是非今回紹介した馬たちには頑張ってほしいところです!(‘ω’)ノ