クレーキング考察 ~ダート路線の王になる!~

目次

前書き

明日は東京ダービー!

ダート3冠路線の2冠目となるレース!

初戦の羽田盃はナチュラルライズが圧勝し、
この馬の1強!というムードが高まっていますね。

個人的にはユニコーンS組が非常に強い
と考えており、実はそれほど差はない
のではないかと疑っています…!

今回は

勝ち馬カナルビーグル

2着馬クレーキング

が東京ダービーに出走します。

私は

クレーキング

を本命にする予定なのですが、
その理由はこの馬が現3歳ダート路線のトップ
に近い馬だと考えているからです!

本記事ではクレーキングの過去出走レース
を振り返ることでその根拠を示したいと思います!

それでは早速いってみましょう!!

ヤマボウシ賞(中京ダート1400m)

2歳時に出走したヤマボウシ賞は
1番人気に推されて3着に負けているレースです。

馬柱だけを見るとマイナスに考えられがちですが、
その中身は素晴らしいものでした。

①後半ラップが優秀
良馬場開催の2歳中京ダート1400m戦(2006年~2024年10月)において、上り3F 35.5以下で3着以内に入った馬はクレーキングしかいません。その後の使われ方を見ると、この馬はおそらく中・長距離に適性があるタイプの馬であり、そんな馬が短距離ダートのスピードが問われるランキングでトップに来るのは異例だと言えます。しかも古馬含めてもスマートダンディーエンペラーワケアなど重賞クラスの馬数頭しか出せてないレベルであり、2歳時に良馬場でこれだけ走れるのは相当な素質を持っている証拠だと考えています。

②相手関係が優秀
ヤマボウシ賞に出走した馬はそれ以降OPクラスでも通用しています。ハッピーマンは兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ)を制しており、コスモストームはなでしこ賞(1勝クラス)を勝っています。アメリカンビキニエコロアゼルはその後アメリカの2歳G1に挑戦するほど期待の大きかった馬でした。コスモストームやアメリカンビキニは短距離路線のOP戦で好走しておりスピード能力の高い馬です。それらの馬より速い上りで走ったクレーキングは本質的には向かない短距離レースでも走れてしまう能力の持ち主であると考えられます。

③レース内容が優秀
中京ダートは内が有利になりやすく、道中・4コーナーをロスなく回した馬が上位に来やすい典型的なコースです。当時クレーキングは出遅れて道中後方から砂を被り、4コーナーも大外を回す致命的な不利がありながら差して2着まで来ており、経験値を積むという意味でも素晴らしい内容でした。この時の経験がその後の好成績につながっていると考えています。

カトレアS(東京ダート1600m)

ヤマボウシ賞の内容を見て、
個人的に本命に推していたのがこのレースです。

↑の記事でも触れているのですが、このレースに出走した馬は2歳時に素晴らしい時計・ラップで走った馬が多く、非常にメンバーレベルの高いレースだったと考えています。

東京ダービーでライバルとなるナチュラルライズが勝利したレースですが、内容的にはクレーキングが一枚上だったのではないかと考えています。この馬は芝スタートでは出遅れてしまう欠点があり、当時も出遅れて後方内で砂を被る不利がありました。

(東京ダート1600mは内をロスなく回るより外をスムーズに回した方が好走率が高いレースになりやすいです。特に良馬場はその傾向が強いです。)

ナチュラルライズは4角で大外最高の位置取り。
クレーキングは4角最内で追い出せない状態。

クレーキングが中長距離タイプでスピードの持続力が最大の武器であることも含めて考えると、ナチュラルライズと0.1秒差の2着という結果は高く評価すべきです。

ナチュラルライズが左回りを苦手としていること、カトレアSでも折り合いを欠いていたことを差し引いて考えたとしても、右回り1800m以上ではクレーキングがナチュラルライズより上である可能性が高いと言えるレースとみています。
(※何度も念押ししますが超個人的な見解です…)

ユニコーンS(京都ダート1900m)

このレースは時計・相手関係のレベルが異常に高く、このレースだけでも今回の東京ダービーで本命に推す理由になると考えています。

とにかくまず全体時計が優秀です。

1:56.8
という勝ち時計は
中々お目にかかれるものではありません。

それもそのはず、
2006年以降の同条件(京都ダート1900m)
のレースは307レースありましたが、
その中でも18番目に速い時計です。
(上位6%に相当)

18番目って微妙じゃん…
と思われるかもしれませんが、
当然古馬重賞含めてのランキングなので、
3歳の早い時期に行われるレースの時計
としては異常と言ってよいと思います。

参考として、メンバーがかなりHレベルで今年のダートレースの中でもTOPクラスにレベルが高かったと考えている平安S(京都ダート1900m)と単純に比較してみましょう!

——————————————————————-

■平安S

全体時計:1:57.2

ラップタイム


■ユニコーンS

全体時計:1:56.6

ラップタイム

ラップタイムはほとんど同じであり、
全体時計もほぼ変わらないという…….

馬場を考えるとどちらのレースも雨の影響が残る時計の速い馬場で行われたため、速い時計の出やすい馬場コンディションであったことは確かですが、その分をマイナスに考えても今年のユニコーンSがHレベルだった可能性は非常に高いと思います。

余談になりますが…
今年の平安Sの勝ち馬アウトレンジ
記録した上り3F 35.1という数字は
同条件の勝ち馬としては過去最速でした。

ユニコーンSに話を戻しましょう!

クレーキング自身はスタートで立ち上がってしまい
最後方からの競馬になりました。

道中ペースが緩んだところでメイショウズイウン
上がっていきましたがクレーキングは動かず。

残り1000mを切ってラップが12秒前半を刻む中
クレーキングは進出を開始。

4角は大外を回り、最後まで差を詰めましたが2着まで。

直線では以下の不利がありました。
・カナルビーグルにぶつけられる
・メイショウズイウンのモタレで進路変更

勝ち馬カナルビーグルは直線進路を内に切り替えるロスがありましたが、どちらかと言えばクレーキングの方が不利が大きく、個人的には着順ほどクレーキングが負けた印象はありませんでした(そもそも着差は0.1しかありませんが…)。

一番強い競馬をしたのは
クレーキングだと考えています。

最後に

この記事では

クレーキング

について考察してきました。

東京ダービーでは過去レースで負けている2頭がいるため、それほど人気にはならないのではないかと考えており、個人的に考えている実力に見合わない人気になりそうなのでここは個人的に大チャンスだと思っています…!

去年に続き今年の3歳世代もダート路線は非常にHレベルだと考えていますが、その中でもクレーキングはトップに立てる、名前の通り“王” になれる馬だと信じています!

まずは今回の東京ダービーを勝利して、
現在多くの方に信じられている勢力図を覆してほしいですね!

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

今回は以上です!

また次の記事でお会いしましょう(^^)

おず

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