2023年 サウジアラビアRC 予想

この記事では2023年のサウジアラビアRCの予想を発表します!

おず

今後の2歳マイル路線を占う重要な一戦!
しっかり予想していきます!

目次

結論

◎ ボンドガール
▲ レーヴジーニアル
△ エコロマーズ
△ ゴンバデカーブース

予想ポイント

①サウジアラビアRCのラップ傾向
②各馬の能力比較

①サウジアラビアRCのラップ傾向

以下は2016年から2019年、そして2022年のレースラップとその平均ラップを示したものです。2020年は不良馬場、2021年は極端に時計が遅い珍しいレースとなったため除外しています。縦軸は1Fごとのラップタイムを示していて、上に行くほど遅いタイム、下に行くほど早いタイムになっています。

画像
サウジアラビアRC過去5年分のレースラップと平均ラップ

将来有望な2歳馬が集まることで、時計的にハイレベルになりやすいレースとなっています。全体時計は1:32秒台~34秒台の早い時計が出やすく、シンプルにマイラーとしての資質を問われます。

過去5年(2016-2019, 2022年)の前後半平均は

前半3F 35.2
後半3F 34.5


であり、0.7秒の後傾ラップ(前半が遅く後半が早い)となっています。

年によって多少のばらつきがありますが、前半・後半どちらも早めのラップが並び、特に後半は11秒台以下のラップを継続して出せるスピード能力を要求されます

月並みではありますが、新馬戦で早い上りを出して勝利した馬が好成績を収めていることが最大のポイントです。

②各馬の能力比較

先週の芙蓉Sの予想でも同様の話をしたのですが、2歳戦では1, 2戦程度の戦績しかもたない馬が多いため、戦績から能力を正確に把握するのは難易度が高いです。

しかし、レースラップや全体時計、上りの数字などを細かく見ていくことにより1戦だけでもその馬のポテンシャルを測ることができると私は考えています。

そして、今回の出走メンバーではボンドガールがその典型です。詳細は以下の記事で述べているのでここでは割愛しますが、私は今回のメンバーでは頭2つ以上抜けている馬として評価しているため、ここでの本命は揺るぎません。

ボンドガール以外の馬について、東京で逃げて勝利しているシュトラウスゴンバデカーブースが人気を集めることが予想されますが、どちらの馬も早い上りで差してくる競馬をするとは考えにくいです。(前走、調教、血統など複数の要素を加味して)

さらに、どちらの馬も楽なペースで逃げた割に上りの数字もイマイチであるため、能力的な評価は低いです。その上で2, 3番人気になることが確実なのであれば、それらの馬に隠れた穴馬を相手として選ぶのが馬券的な妙味を得るための最善策だと考えます。

そして、その穴馬として浮上する馬はエコロマーズレーヴジーニアルです。

各馬の短評(ピックアップ馬のみ)

3. ボンドガール

◎ 本命

前述の通り、新馬戦で記録した数字が歴代でも1, 2を争うほど高いレベルであるため、ここでは抜けた評価をします。2~6着馬が次走以降で強い競馬を見せていることが注目されていますが、それ以上に新馬戦の数字的な価値が素晴らしく、特筆すべきは上り5Fの数字です。詳細は上でも挙げた考察記事で述べているのでそちらをご参照ください。今後の王道路線でも継続して乗れそうな川田騎手を早めに手配し、1週前の調教にも呼んでいることから、陣営も大きなところを意識していることは明らかです。東京開幕週の馬場で確実にタイトルを獲りに来たとみており、勝ちを期待します。

7. レーヴジーニアル

▲ 単穴

新馬戦はハイペースで流れたレベルの高い一戦だったとみています。勝ち馬以外先行した馬はすべて沈んでおり、この馬としても重い函館の馬場が合わなかったことが敗因だとみています。2戦目も重馬場で逃げる競馬。この時もかなりのハイペースとなりましたがなんとか粘って1着。時計的には評価が難しいですが、良馬場の方が能力を発揮できるタイプとみているだけに、全く適性のない馬場でも勝ち切れたと考えることもできます。今回は未知の部分が大きいですが、明らかに人気先行の馬がいる局面では穴馬として買いやすく、うまくいけば前で残るのはこの馬1頭かもしれません。

4. エコロマーズ

△ 連下

新馬戦は時計的には平凡でしたが、最後に余裕のある競馬で2着以下を引き離す強い走りでした。前走は5着に敗れていますが、出遅れから道中位置を上げざるを得なかったことが敗因であることは明らかです。それでも上位の上りは使えており、当時のメンバーの中では高く評価できます。前走はレコード決着。早い時計が出る馬場でスピード能力が求められるハイレベルな一戦でした。今回のレースにつながる競馬を経験できたことは大きなアドバンテージになるでしょう。血統的に重い馬場への適性が高い可能性があり、さらに調教過程がイマイチな分レーヴジーニアルより評価を落とし、3番手の連下評価に留めました。

最後までお読みいただきありがとうございます!

おず

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