今週の気になる馬(09/12-13)

目次

★ラディアントスター

<出走予定レース>

09/13
中山11R セントライト記念(GⅡ)

<見解>

今年のセントライト記念は世代上位の好メンバーが揃いそう。

上位人気が強いレースであり、ダービーに出走した馬が人気になり、そのまま結果を残しているレースでもあるため、ゴーイントゥスカイ、バステール、アスクエジンバラ、アウダーシアがそのまま上位人気になると予想。上り馬でこれらに次ぐのは前走の数字が素晴らしいサヴォアフェールだろう。

そんな中で私が注目しているのは
ラディアントスター

前走の京都新聞杯は2:09.9という非常に速い決着となった。1000m通過は58.7秒で、その後も11秒台後半を中心に大きくペースが緩むことなく、速い流れを持続するレース。単純な瞬発力勝負というより、長く脚を使う持続力が問われた一戦だったと考えている。

その中でラディアントスターは、11-9-6-6という位置取り。序盤から前にいたわけではないが(スタートで挟まれる不利があり序盤の位置取りは後ろ)、速い流れの中で中団から早めにポジションを押し上げ、4コーナーでは6番手まで進出。そのまま最後まで脚を残して3着に粘りました。

このレースで特に評価したいのが、2着ベレシートとの比較。

ベレシートは京都新聞杯で2番手に近い位置から2:09.9で走り、コンジェスタスとクビ差の2着。さらに今年2月の共同通信杯では、後に皐月賞、ダービーを制するロブチェンに先着している。共同通信杯ではベレシートが2着、ロブチェンが3着で、ベレシートは後ろからロブチェンを差した唯一の馬だった。

ロブチェンのその後を考えれば、共同通信杯でロブチェンに先着したベレシートの能力評価も、現時点ではかなり高く見ていいと考える。

そのベレシート(展開不利)とコンジェスタス(展開有利)がほぼ同タイムで走った京都新聞杯で、ラディアントスターは0.3秒差の3着。

しかも、レース映像から、ラディアントスターはコンジェスタスより早仕掛けとなり、4コーナー手前から早めに進出する形だったと見ています。単純に直線だけの末脚勝負で3着に入ったわけではなく、速い流れの中で早めに動きながら最後まで脚を持続させた点は高く評価できる。

さらに注目したいのが、関東馬として京都新聞杯で3着に入ったこと。

京都新聞杯は過去20年を見ても関東馬の出走自体が非常に少なく、2006~2025年では関東馬の3着以内が一度もない。つまり、関東馬にとって京都新聞杯は、データ上も非常に高いハードルだったと言える。

(ラディアントスターを管理する林厩舎は若駒の関西遠征でほとんど結果を残せていなかったため尚更だろう。今年はジッピーチューンでも結果を残しているので何かが変わった可能性もあり、注意が必要だが)

そのレースに美浦所属馬として遠征し、9番人気ながら3着に入ったラディアントスターの内容は、着順以上に評価していいのではないだろうか。

もちろん「関東馬だから輸送で必ず不利になる」とまでは言えない。ただ、関西馬が圧倒的に多く、過去20年間に関東馬の3着以内がなかったレースで、その壁を突破したという事実には価値があると考えている。

今回のセントライト記念は、ラディアントスターがすでに勝利経験のある中山競馬場が舞台。

前走は京都までの長距離輸送を経験したが、今回は関東圏での競馬となるため、輸送負担の軽減は大きなプラス材料。

そして、ラディアントスターを評価するうえでもう一つ重要なのが、今回の条件が弱点を補ってくれる可能性があること。

この馬は、一瞬の脚だけで勝負する瞬発力勝負よりも、ある程度早めに動いて長く脚を使う形の方が持ち味を生かせるタイプ。新馬では超瞬発力戦でタイダルロックに大きく離されてしまったり、若駒S(ゴール後先頭)では最後に届かなかったりと、ヨーイドンに近い展開になると他馬の瞬発力に劣ってしまう可能性は高い。

その点、中山芝2200mで行われるセントライト記念は、展開次第では直線だけの瞬発力勝負ではなく、早めに動いて持続力を問われる競馬になる可能性が比較的高い。

そうなれば、京都新聞杯で見せた「速い流れの中で早めに動き、それでも最後まで脚を残す能力」が生きてくるはず。

もちろん、スローペースからの瞬発力勝負になれば評価を下げる必要がある。

それでも、

「京都新聞杯3着」という着順だけを見ると見落とされやすいものの、レース内容、ベレシートとの比較、関東馬としての京都新聞杯好走、中山への条件替わり、そして持続力勝負への適性を考えると、今回のセントライト記念では他の有力馬と十分に勝負できるだけの能力を秘めている」

と考える。

現時点では、人気次第ではかなり面白い穴馬候補としてラディアントスターを評価したい。

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