2023年 阪神JF 回顧

この記事では2023年の阪神JFの振り返りを行っていきます!

目次

事前予想

詳細な事前予想を見たい方はこちらの記事をどうぞ!

来年も使えるデータなど載せてますので気になる方は是非!

本命
◎サフィラ

結果・・・
1番人気4着
外れ(´;ω;`) 回収率0%

メモ

良馬場で時計の出る馬場
内前有利の馬場状態
勝ち時計は歴代1位
前半3F 34.4
後半3F 34.4
後半5F 58.2

例年通り前走1400m以下を走った馬が前に行ったことで前半3F 34.4の早いペースとなりました。

このコースのマイル戦で早めのペースとなった場合は中段から差す馬が上位を占めることが大半なのですが、今回のレースもその傾向通りの決着となりました。

内前有利な馬場状態であったため、4コーナーでも内を回ろうという意識の高い騎手が多く、内を走っていた馬が総じて恵まれたレースともいえます。

勝ち馬のアスコリピチェーノは好枠から内で脚をため、直線で内から追い出すほぼ完ぺきな競馬ができていました。

2着のステレンボッシュはやや後方の位置取りとなりましたが4コーナーでルメール騎手がうまく内で仕掛を遅らせて、進路取りのロスを最小限に抑える好騎乗でした。

3着のコラソンビートは中段に着けて直線はスムーズに追い出せており、持てる能力を出し切っての3着とみます。

今回後方にいた馬は位置取り的にほぼチャンスはなく、外を回すロスが着順に直結したレースといえるでしょう。

馬場状態

12/10(日)7:30

クッション値:9.1(標準)
含水率(芝ゴール前):11.0%
含水率(芝4コーナー):10.4%

使用コース: Aコース(内柵を最内に設置)
1週使用したが大きな傷みもなく引き続き良好な状態

レースラップ

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過去5年の平均ラップと2023年阪神JFのラップ比較

レースレベル

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阪神JF 過去10年

今回は過去の阪神JFと比較することでレースレベルについて考えます。

まず今年の馬場状態について。

今年は他の芝レースでも早い時計がでる馬場でした。しかし、レコードが出るほどの馬場ではなく、例年と同じような高速馬場とみるのがよいでしょう。土曜日よりも全体的に遅めの時計となっていたこともポイントです。

では、本題である今年の阪神JFの時計を見ていきます。

今年の勝ち時計1:32.6は阪神JFの勝ち時計としては最速の数字です。

レシステンシアが勝利した2019年と比較すると、勝ち時計は0.1秒早いだけなのですが、上りの数字が大きく異なります。

今年の前半3F 34.4のペースで後半3F 33秒台で差してきた上位2頭は歴代でもトップクラスに強い可能性があると思います。

今回のレースに限らずの話になりますが、現在2歳の牝馬は世代レベルが非常に高い可能性があるとみています。

アルテミスSや赤松賞など牝馬限定レースの時計が素晴らしいことが理由です。

チェルヴィニアやボンドガール、レガレイラを代表とする今回出走していな有力馬を含め、今後も注目していきたいです。

ピックアップ馬

1着 アスコリピチェーノ

今回はロスがほとんどなく、展開も完璧にはまった競馬での1着であり、着順通りの評価が妥当かなと思います。ただし、時計的には歴代最高レべルであり、この世代の牝馬では明らかに上位の能力を示してくれました。新馬戦の後半ラップが非常に優秀で、ウンブライルやアエロリット並みの数字を残していたことで個人的に注目しており、NHKマイルCで本命にしたいと考えていましたが、期待以上の強さを見せつけられました。ダイワメジャー牝駒の黄金配合で、今後の活躍にも大いに期待ができます。距離的にはマイル以下がベストと思われ、当然桜花賞やNHKマイルCでは主役候補の一頭とみるべきでしょう(多数の競馬ファンと同意見だと思いますが…)。

2着 ステレンボッシュ

前哨赤松賞からの臨戦であり、コンディション面で不安があった中で素晴らしい走りをみせてくれました。サフラン賞の数字はイマイチでしたが、前走赤松賞は時計的に歴代最高レベルであり、今回の好走で完全にこの世代の牝馬でもトップクラスであることが証明されました。勝ち馬とは臨戦過程やレース中直線までの位置取りの差が大きく、能力的には差はないと思います。今回のゴール後に一頭突き抜けていること、ルメール騎手のレース後コメントから考えるに長距離でも問題なさそうなタイプ。オークスまで期待できる素材だと思います。今回の好走で今後人気が高まってしまうため、買い方には注意が必要だと思いますが、今後もこの世代で主役をはりつづけることができるのではないでしょうか。

3着 コラソンビート

今回は上位3頭の中では直線での距離ロス、仕掛けのタイミングの差でやや不利だったといえますが、能力的には少し下のレベルかなという印象です。今回の調教過程は勝つためのものだったと考えられるため、今後この世代で頂点に立つには大きな成長が必要だと思います。鞍上のコメントや陣営の使い方を考えると、1400mがベストである可能性もありますが、個人的に距離は1600m以上でも好走可能なのではないかと考えています。京王杯2歳Sの走りは歴代でもトップクラスに優秀であり、牡馬とも互角以上にやりあった経験は今後生きてくるはずなので、上位2頭と同じように今後も注目していきたいと思います。

次走注目馬

4着 サフィラ

今回1番人気4着という結果だけみると残念にみえますが、レース内容から考えるとむしろ今後に期待できるものであったと言えます。外枠から後方に控え、4コーナーでも大外を回す安全策をとっており、今回上位3頭と差がついてしまったのはその分だと考えてよいでしょう。道中はほぼ同じ位置にいたステレンボッシュと比較して4コーナー以降の走りを見返せば理由は明白です。これまでの走りをみると距離1600mは短い印象があり、古馬になってからのタイプにも見えます。個人的には同じハーツクライ産駒のリスグラシュー級に評価しており、今後も期待し続けたいと思います。特に池添厩舎が得意としている阪神や中山競馬場でのレースが狙い目になるのではないかと考えています。

6着 ルシフェル

今回の競馬では大外枠の時点で厳しいレースとなりました。過去の阪神JFでも人気を背負った馬は8枠で敗戦しており、枠順だけでも相当な不利があったと考えてよいでしょう。初のマイル戦ということで後方からの競馬となり、直線は内を選択したことでスムーズにはいかず、進路を変えるロスもありました。それでも最後は6着まで来ており、着順以上に評価できる競馬でした。血統やこれまでのレースぶり、そして厩舎の特徴から長めの距離で見たい馬です。サフィラと同様にハーツクライ産駒で、晩成の可能性もあるので古馬になってからの活躍にも期待して注目していきたいと思います。

独り言

今回は本命のサフィラが4着となってしまいましたが、今回のレースでこの世代の牝馬の実力が見えてきて、今後がより楽しみになしました!

現時点で今年の牝馬のレベルは非常に高いのではないかと考えています!

このメンバーにボンドガールとチェルヴィニアが入ってきたときの人気も気になるところですね!

余談にはなりますがホープフルSに出走を予定しているレガレイラも楽しみです…

最後までお読みいただきありがとうございました!

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